2008年12月発売
パリの下町で生まれたアコーディオン音楽、ミュゼットの名手、ダニエル・コランによるジャズのスタンダード・カヴァー集。アコーディオンによるジャズ演奏はフランス映画などでもお馴染みだが、こ洒落て粋なミュゼット風味がまたたまらなく、和みの極致が味わえる。★
曲名にもあるが、この白昼夢を見るような淡い色彩感はホント格別! これが彼らの4作目(限定版を除く)。全編、シティ・ポップmeetsドリーミィ・フォークな音を聴かせる。『ペット・サウンズ』を彷彿させる瞬間も。どこか懐かしさを感じる素晴らしい逸品!
NIPPS、B.D.、VIKN、SPERBによるプロジェクト、TETRAD THE GANG OF FOURのアルバム。メンバーの特徴を巧みに絡めた強力なナンバーが満載。貴重な映像が収録されたDVDとの2枚組だ。
ヤイコと小田和正がコラボ。“日本バス協会”の冬のイメージ・ソングになった。二人の出会いは2006年の楽器メーカーのイベント。1年後に小田が進行役をするテレビ番組にヤイコがゲストで出演し、楽曲の原型が誕生。サビの二人の掛け合いが印象的な心温まるミディアム曲。
海外のアーティストからも一目置かれた存在のBCBのサード・アルバム。パンク&ヘヴィ・ロック調のアグレッシヴな演奏をバックに、ポップでキャッチーなヴォーカル・メロディが絡んだハイパーな音楽を特徴としており、グルーヴィな演奏もカッコいい。
2002年に埼玉で結成されたトリオの初作。朴訥としたフォーキーな歌モノ路線ながら、どこかに飄々とした味わいと、自虐的なユーモアも交えているのが特徴で、初期の真心ブラザーズあたりが好きな人にも推薦できそう。バンド名の由来が謎だけど。
ギタリストとしても注目を集めるスティーヴ・シュルツを中心とした4人組バンドの、3年ぶりの通算3作目。従来の持ち味である鋭いギター・サウンドに、霞がかった音像と練り上げられた楽曲の良さがプラスし、デビューからの集大成的作品に仕上がっている。
結成10年目の2008年のラストを飾るCD。カントリー調の「snow white」もボブ・ディランのフォーク・ロックも思い出した2、3曲目も歌詞は一種のクリスマス・ソング仕立てになっており、3曲で全19分強のボリュームだが冗長さはゼロだ。スケールが大きく聴きごたえ十分。