2008年6月発売
グラミーにもノミネートされたユニークなオルタナティヴ・バンドが、4年ぶりに発表する5枚目のアルバム。ギタリストが交代したが、基本的なサウンド・スタイルは変わらない。2弦ベースとドラムスのトリオによる、ポップなパンキー・ロックンロールが楽しい。
制作・出演
LekanBabalola / RhondaRichmond / カサンドラ・ウィルソン / ジェイソン・モラン / ハーリン・ライリー / マーヴィン・スウェル / レジナルド・ヴィール / ロニー・プラキシコ発売元
ユニバーサルミュージック「恋人よ我に帰れ」「黒いオルフェ」「キャラヴァン」などスタンダード12曲を歌っている作品。スタンダード作品としては88年の『ブルー・スカイ』以来のもの。リズムに工夫を凝らし、曲によってはギター1本をバックに歌うなど、さすがという個性的なアプローチ。
北欧的なクールさで貫かれた知的な名演奏だ。ステレオタイプな評文だが、2枚のディスクを聴くほどに、これ以上の表現がないことを確信させられてしまう。緻密な構成力で全体を見事にコントロールしてみせる妙技の影には作品への情念が燃え滾る。★
ヒップホップ×AORという意匠をまとった「君だけを」(feat.童子?T)、ラテン・ファンク系のリズムが楽しい「Good Times Bad Times」などのシングルを含むオリジナル・アルバム。50代となった郷の、さらに濃密になったフェロモン・ヴォーカルがたまらない。
記念すべき10枚目のシングルは、両A面の強力盤。「激動」は、スケールの大きなサウンドをバックに、つねに挑戦していく激動の生き方を歌う大作。「Just break the limit!」は、自己の経験を踏まえて思い信じることの素晴らしさをテーマにしたキャッチーなポップ・チューン。
英国の音楽学校に留学経験をもつ男性シンガー・ソングライターの代表曲を完全網羅したセレクション・アルバム。ピアノ中心にチェロ、ヴァイオリン、ウッド・ベースなどを多用したサウンドとアイリッシュ風なメロディが印象に残る好アルバム。
3年ぶりのシングルでも変わらぬ伸びやかなヴォーカルとハイ・テンションなサウンドを聴かせる。きらびやかで仕掛けの多いアレンジもスリリング。「resonance」はアニメ『ソウルイーター』のオープニング・テーマ。初回限定盤にはDVD付きと世界初のブルーレイ・ディスク付きの2種類が。
スキマスイッチのヴォーカリストによるソロ・プロジェクト第3弾シングル。映画『ダイブ!!』主題歌となる「SKY」は、ポジティヴなメッセージを持ち前の爽やかなヴォーカルで歌い上げた疾走感あるポップ・ロック・チューン。徳永英明との共演「永遠の果てに」も聴きものだ。
アグレッシヴ、ポップ、キュート、ストレートなどなど、さまざまに形容されるパンク・ナンバーをたっぷり収録した移籍第3弾アルバム。演奏力の高さをうかがわせる重厚なサウンド、英語詞でも説得力を感じさせるハイ・トーンの女性ヴォーカルは、インパクト大。
テキサスのヘヴィ・ロック・バンドのセカンド。ハイ・オン・ファイヤーを思い出す曲に深化したが、歌い方がオジーの香りを感じさせ、ストーナー・ロック/ドゥーム・メタル風味を残しつつ濃密な音はコクも十分だ。日本盤は3曲多くて渋い歌詞の和訳付き。★
夏を彩るトランス系コンピレーションの2008年版。本作にはDJ KONISHIKIを迎え、彼がセレクトした歌モノ・トランスを中心に収録。L.O.Cの大ヒット曲の最新ヴァージョンなどがノンストップ・ミックスで楽しめる。