アッテルベリは1887年にスウェーデンで生まれた作曲家。1928年に書かれたこの交響曲は時代を考えるとかなり保守的で、どことなくラフマニノフの遠縁のような味わい。それはそれとして、音を扱う児玉の手つきがいい。細部に至るまで丁寧かつ実直だ。