2009年7月23日発売
ジャズ・ポートレイトジャズ・ポートレイト
SJ誌選定幻の名盤シリーズ。この時点でケラウェイは25歳、初リーダー作でもある。オリジナル曲が中心の作品だが、内容はバラエティに富むものになっている。比較的リズミックな曲が多く、たとえば「シンデレラ」「ダブル・フォールト」「セイム・オールド、セイム・オールド」も良いが、ミディアム・テンポの「アンド・エルスホエア」なども楽しめる。
ペッパー・ジャム +1ペッパー・ジャム +1
アート・ペッパーのカムバック作『リビング・レジェンド』の直前、75年3月に収録された発掘音源。大学で行なわれたコンサートだ。参加したバディ・コレットによる私家録音。今回「クール・ブルース」が新しく追加された。メンバーが豪華で、ペッパーの演奏は好調である。
ライブ・アット・シエリーズ・マンホール未発表第2集ライブ・アット・シエリーズ・マンホール未発表第2集
無名時代のバートンをフィーチャーしたバンカー・カルテットによるライヴ。この時期のバートンはスタンダードを独特の4本マレット奏法で演奏する注目の新人だった。それだけに、スタンダードを斬新な解釈で演奏してみせる姿が小気味よく映る。
エルガー:交響曲第1番エルガー:交響曲第1番
響きの輪郭と色彩のくっきりとしたエルガー。たっぷりとまろやかな響きの中から悠揚とノーブルな旋律が浮かび上がる、昔ながらの英国流の姿とは一味違う。ジェントルな語り口の中にも、キレのよさや透明感といった、現代の快の嗜好のようなものが浮き出る。
サンクチュアリサンクチュアリ
トロイ兄弟によって77年に結成され、その後数え切れないくらいのメンバー・チェンジと2003年の活動停止を経て、6年ぶりのアルバムをリリース。ツイン・リードによる哀愁たっぷりのメロディは健在で、メンバーは変われどプレマン魂は変わらず。泣かせます!