2009年8月発売
昭和初期に派手な藝風と天衣無縫な私生活で一世を風靡した、初代桂春団治のSP盤からの復刻6枚組。ディスク1の「チリトテチン」は旦那とご馳走される二人の人物で展開され、関東では「酢豆腐」で知られる同趣向の噺とはひと味異なるが、知ったかぶりが主役なのは同じ。他にも「逆様盗人」「正月丁稚」やディスク2の「壷算」、ディスク3の「借家怪談」「続借家怪談」など、江戸落語との違いがよくわかる。ディスク6の「生さぬ仲」は大正6年に発売された、春団治の最も古いレコードからの復刻。SPへの吹き込みという時間的制約があるにもかかわらず、そんなの関係ないとばかりに面白い部分を徹底して演じるところがこの人らしい。上方落語独特の漫画チックな擬音言葉、マセた子どもの小憎らしさと愛嬌の絶妙な演じわけ、下ネタを真正面からぶつけてくる心意気(?)、登場人物の掛け合いのスピード感など、聴き手をいちど引き込んだら死んでも放すものか的なアクの強さが魅力だ。
古関裕而が作曲したNHKのテレビ番組やラジオ番組の名曲を収録したアルバム。『日曜名作座』『ひるのいこい』のテーマ音楽など、藤山一郎、森繁久彌らが歌う全24曲をNHK音源で収録している。
活動10周年を記念した初のベスト・アルバム。1stアルバム『N.M.U』から、2008年発表のミニ・アルバム『BACK AGAIN』までの代表曲と、フルバンドでアレンジした新録曲「LIVE 09」を収録している。
次世代のハウス・シーンを担う一人と目され、プロデューサー/リミキサー/DJとして活躍するクリエイターのファースト・アルバム。エレクトロやファンク、80'sなどの要素を巧みに織り交ぜた、ポップでキャッチーなダンス/ハウス・チューンが並ぶ。
内地の演歌としては初と思うが、テーマが沖縄=海人(うみんちゅう)という、三沢あけみのシングル。実に意欲的なテーマに挑戦している。メロディ的には爽やか演歌の王道に三線が加わり、オキナワンな雰囲気を醸し出している。作詞・喜多條忠、作曲・永井竜雲のフォーク・コンビ。
バンコク生まれのMay(vo)、東京エスムジカのリーダーでもあるDaichi(Sound Produce)によるユニットのファースト・アルバム。テクノ、エレクトロ、ハウスなどを取り入れたトラック、キラキラした光を放つ無国籍なメロディが、聴く者のキモチとカラダをアップライズ。
「慎吾ママのおはロック」のコンビ再び。小西康陽が作詞作曲、両さん役の香取慎吾が歌い、さらに演奏はCUBISMO GRAFICO FIVE。にぎやかなホーンが楽しい、国民的マンガの初TV実写化を祝う軽快なスカ・ポップ。長いタイトルを見事にメロディに乗せた技に脱帽。
前作「CROSS GAME」より約8ヵ月ぶりとなるシングル。3rdアルバム『VANDALIZE』で開拓した新境地をさらに広げた本作には、創造性とともに洗練を感じさせる「華」「SLEEPWALKER」などを収録。
発売元
キングレコード株式会社日本のポップス界に大きな足跡を残したすぎやまこういちのヒット曲を都響の演奏で楽しめるアルバム。「花の首飾り」「亜麻色の髪の乙女」などのGSサウンドや歌謡曲の名曲を、すぎやま自身が編曲指揮をした極上の一枚だ。