音楽むすび | 2009年9月18日発売

ダンス・インストラクターとしても有名なサニー・北野のファースト・ミニ・アルバム。曲はジョージ山下作曲の横浜をテーマにした5篇を収録。音の素朴さと微妙なラテン味が昭和な歌謡曲感を増幅してナイスです。どれも旨味のあるいい歌が味わえるが、特にジャジィな「おびえながら」が格別！

レゲエ、R&B、ヒップホップ、ソウル、ファンクの要素をブレンドさせたフレキシブルなサウンド・デザインで、ジャンルの枠に囚われない彼が、約2年ぶりとなるアルバムをリリース。その骨太なヴォーカルは、カテゴライズ不能なスタイルの輪郭をくっきりと映し出す独特の味わい。

長年の沈黙を破って録音再開したエデルマンの3枚目は、彼が得意とするショパン・アルバム。大地にシッカリと根を張ったようなスケールの大きな演奏。まさにベテランの面目躍如。自在なテンポの揺れやルバートの扱いなど、すばらしい味を堪能させてくれる。

97年からエンジニア／プログラマーとしてキャリアをスタートさせたジェブスキと、96年からDJ活動を展開するDJヨーグルトによるユニットの初アルバム。エレクトリックながら人間味のあるトラックメイクが持ち味だ。

我が国の楽壇に名を残す往年の名手が残した録音である。若き日の才気ほとばしる巌本眞理、伝説の蝶々さん三浦環など、趣のある演奏は音の古さを越えた価値を持つ。注目は小澤征爾の師として知られる斎藤秀雄の指揮。堅固なワルツに生来の生真面目さが窺える。