2009年9月発売
『Bossa@NILO』シリーズ3作で、関西を中心にしっかりボサ・ノヴァ歌いとしての存在感を獲得したニロが、オリジナル・ナンバーでついにそのうたの世界を聴かせてくれた。ボサのときの心地よさはそのままに、より等身大の彼女自身が浮かび上がってくる見事な小気味よさ。
NYのジャズ・ピアノ・コンペで優勝するなど、米国のジャズ界で注目され、帰国後も多方面から大きな支持を集めている片倉真由子のデビュー作。ピアノのタッチもみずみずしく、アドリブの展開にも鋭敏な感性と才能のひらめきが感じられ、リズム陣と連動しながら、自在にスウィングする演奏は痛快だ。
発売元
株式会社ポニーキャニオンアムステルダム収録のDVDをCD化、初のライヴ作品。収録曲に過去のレパートリーを選んだ結果、グループとしてのベスト盤となった。スタジオ録音と比較してみたが、いつもの上品さに加え、優しさや温かさが付加された感、これはライヴの成果ではないかと。
英バーミンガム出身のロブ・ジョーンズのソロ・プロジェクト、THE VOLUNTARY BUTLER SCHEMEのファースト・アルバム。ブライアン・ウィルソン的資質をより箱庭的にしてバブルガム度を増したキッチュなナンバーがズラリ。ハーモニーにもこだわったオールディーズ・ポップといったところ。
マシュー・スウィートとスザンナ・ホフス(バングルス)によるデュオ・プロジェクトのセカンド・アルバム。グレイトフル・デッドからイエス、ラズベリーズなど、70年代の名曲を雑多にして名アレンジでカヴァーした好企画。曲によって完コピに近いものもあり、楽曲解釈も味わい深い。
フィンランドのヘヴィ・メタル・バンド、ソナタ・アークティカの6thアルバム。テクニカルなギタリスト、エリアス・ヴィルヤネンを迎えた、新生ソナタの気概を感じさせる一枚だ。
ソナタ・アークティカのギタリスト、エリアス・ヴィルヤネンのソロ・アルバム第3弾。彼の変幻自在のプレイが満載。過去2作はすべてインストだったが、今回はヴォーカル・ナンバーも収録している。
ジャーマン・メタル・バンド、アット・ヴァンスの通算8枚目となるアルバム。オーラフ・レンクの巧みなギター・ワークと、日本人の感性に訴えるメロディックなパワー・メタル・サウンドが魅力的だ。