2010年10月20日発売
多方面で活躍している作編曲家、春畑セロリによる、ベートーヴェンの連弾集。中でも圧巻は、交響曲全9曲の断片を第1番から並べて作り上げた「ヒストリカル・シンフォニー・リレー集」だ。驚天動地の荒業編曲だ。
各地の矯正施設でのライヴを行なうなど、独自の音楽活動を展開する女性デュオのデビュー10周年を記念したシングル。京都・知恩院の教えをベースにした、前向きでありながら力みすぎないナンバーが揃っている。
2010年10月発表のシングル。前作「SOS」のファニー&トリッキーな作風とはうってかわって、スケールの大きな世界観とアーティスティックな音楽性が見事に融合した、たむらぱんの新境地ともいえるナンバーだ。
制作・出演
A.ベズィメンスキー / ウィーン・ジュネス合唱団 / ウィーン交響楽団 / ウィーン合唱協会女声合唱団 / エリアフ・インバル / エレーナ・プロキナ / コルス・ヴィエネンシス / ショスタコーヴィチ / スコラ・カントルム / ロバート・ホル発売元
日本コロムビア株式会社インバルが1990年から93年にかけて録音し、日本では95年10月に発売した全集の再発売。発売当初から高い評価を受け、インバルの代表的録音とされた。ショスタコーヴィチ理解の指標のひとつである。
ヴァイオリン、チェロ、キーボード、ギター、ベース、ドラムという構成の6人組インスト・バンドの初メジャー・アルバム。全員が東大出身ということで頭でっかちの音楽を想像しがちだが、ロックやジャズ、クラシックをミックスした楽曲は柔軟性に富み、多彩なスタイルを聴かせてくれる。
なんか大御所っぽい貫禄も出てきた73年フロリダ州生まれR&B歌手の、レコード会社を移っての通算6作目。滑らかな行き方のなかにエッジをちりばめた仕上がり。エヴァンスは気張らず、歌う。スヌープ・ドッグやキーシャ・コールなど、ゲストも興味深い。
声質の異なるツイン・ヴォーカルで切ないラブ・ソングを歌う、大阪発の男4人組ロック・バンドのメジャー・デビュー・アルバム。太めでオカッパ頭のメガネ顔と半ズボン姿というコミカルな外見と豊かな音楽性のギャップが売り物というが、繊細な歌詞とキャッチーなメロディはとても魅力的。
80年10月発売の1stアルバムをSHM-CD化。戸川純が後にカヴァーして再評価された「昆虫群」、「電車でGO」、「レーダー・マン」などのほか、デビュー前に作られた多重デモ音源も収録。コーラスに野宮真貴が参加している。
81年7月発売の2ndアルバムをSHM-CD化。野宮真貴、戸川純がそれぞれゲスト・ヴォーカルとして複数曲に参加している。活動期間が短い彼らの貴重なライヴ音源も収録。
90年代にピチカート・ファイヴの最後のヴォーカリストとして活躍した野宮真貴による81年発表のデビュー作がSHM-CD化。ムーンライダーズの鈴木慶一を中心としたメロディ・メイカーによる楽曲のクオリティはもちろん、すでに完成された魅惑の歌声には驚かされる。ボーナス・トラックには、81年のライヴ音源を収録。
ハルメンズと言えばサエキけんぞうや上野耕路が在籍していた約30年前の伝説のニューウェイヴ・バンドだが、初音ミクが歌うとあら不思議、ポジティヴな未来感いっぱいの現在進行形ポップスへと見事に蘇生。サエキも自ら太鼓判を押す、数多いボーカロイドものの中でも白眉作。
ハルメンズのライヴ・サウンドのダイナミズムを忠実に再現するユニットによるセルフ・カヴァー・アルバム。野宮真貴、桃井はるこ、浜崎容子(アーバンギャルド)らが参加。
avengers in sci-fiのメジャー・デビュー・アルバム。前世/現世/来世をイメージした“出会いと別れ”がテーマとなっており、ロック、パンク、エレクトロ、プログレ、シューゲイザーなどが全楽曲でポピュラリティたっぷりに響いている。
男女混合三人組ソウル系ユニットの4枚目。ホーンを含むバンド・サウンドによるソウルやファンク、ジャズなどのグルーヴ感あふれるサウンドと、アンニュイな色気をもったヴォーカルによる、今様シティ・ポップ。須永辰緒プロデュースによるアシッド・ジャズのカヴァーが特に秀逸。