2010年10月6日発売
制作・出演
インゴ・ゴリツキ / エドモン・ド・シュトウツ / クラウス・トゥーネマン / チューリッヒ室内管弦楽団 / トーマス・フリードリ / ポーランド室内管弦楽団 / モーツァルト / ヴォイチェフ・ライスキ発売元
キングレコード株式会社モーツァルトの3つの「木管のための協奏曲」を一枚に収めたアルバム。ソリストはスイスが生んだ世界的名手揃いで、演奏はいずれも高く評価されてきたものばかり。1、2曲目と3曲目では演奏機会とオケが異なるが、あふれる至福感はまったく同質。
制作・出演
グレアム・アシュトン / ジョヴァンニ・ガブリエリ / デイヴィッド・パーサー / デニス・ウィック / フィリップ・ジョーンズ / フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル / ポール・アーチボルト / マイケル・レアード / ロジャー・ブレンナー発売元
キングレコード株式会社金管アンサンブルのパイオニア、PJBEの貴重な日本ライヴ録音。ヴァラエティに富んだプログラムで、演奏者と聴衆がひとつになって楽しんでいる雰囲気が伝わってくる。“ブラスの楽しさ”を満喫させてくれる一枚。
発売元
キングレコード株式会社大フィル創立40周年を記念しての大阪ザ・シンフォニーホールでのライヴ盤。壮大さを前面に押し出した振り幅の激しい表現で、壮麗な音の建築物ともいうべきマーラーの大曲をみごとに歌い上げている。クライマックスでの高揚感は聴きもの。
第190回定期演奏会の模様を収録。同曲3回目の演奏となるが、同年4月14日に行なった東京響との演奏が最後となったため、大阪フィルとはこれが最後の演奏となった。分厚い低弦をうねらせる、朝比奈だけが表現できる独自の世界観がここに。
朝比奈としては8、9番に次ぐマーラー第3作、そして「大地の歌」としては日本人初の録音。この曲を歌える日本人歌手の出現を待って実現したもので、長年温めてきた作品への愛情がストレートに伝わってくる。
ギレリスから賞賛され、クレーメルとのデュオで知られるサハロフのショパン初録音。ロシアのピアニストらしく、スケールが大きい、男性的な魅力に満ちた個性派のショパンが楽しめる。
サハロフのショパン第2弾。甘美でも感傷的でもない、内省的で深々とショパンの“心”に踏み入った音楽。「サハロフは何よりも偉大な音楽家である」というシュニトケの言葉が、ロシアの新巨匠をもっとも的確に伝えている。
発売元
キングレコード株式会社バッハのソナタ集と並ぶ名盤。疑作とされるニ長調のソナタはカットされ、真作のみのスッキリした内容になっている。品格のある演奏による、神々しい響きが心をとらえて離さない。
発売元
キングレコード株式会社20世紀を代表するアンサンブル、プラハ弦楽四重奏団による久しぶりの新録音として、発売当時大いに話題になった一枚だ。「アメリカ」のアグレッシヴな演奏が印象的。
ベルリン交響楽団とのベスト・コンビネーションが評判のシベリウス・シリーズからの一枚。落ち着いた音色、程よい力感、程よい歌い込み……。安心して聴けるザンデルリンクの堅実な演奏が聴ける、この曲のスタンダードとして貴重な内容だ。
発売元
キングレコード株式会社シューマンが書いた室内楽の名曲2曲をカップリング。これほど清新で端正、かつ堅固な造形でまとめられたシューマンは滅多に聴くことができない。巨匠、レーゼルのピアノも完璧だ。
室内楽の名手、カール・ズスケはバッハやベートーヴェンのソリストとしても現代屈指の存在と知られている。そんな彼の実力が遺憾なく発揮された、深い奥行きと精神性を感じさせる演奏だ。
ブルックナー好きなら見過ごすことのできないスウィトナーの「第1」。シュターツカペレ・ベルリンとのコンビネーションは最高で、曲のおもしろさをしっかりと伝えてくれる名演だ。
両大戦間の時代にジャズが一世を風靡した先進都市、ライプツィヒの名門オケ。モダニズム的傾向の音楽を得意とし、ニューヨーク・フィルの音楽監督も務めたマズア。両者のコラボがアッと驚く快演を展開。「ポギーとベス」は出色の出来と賞賛された。
ドイツ・シャルプラッテンに録音されたモーツァルトの名盤。ピアノ三重奏曲全曲を、旧東ドイツの名ヴァイオリニスト、ズスケを中心とするアンサンブルで楽しむことができる。
若きベートーヴェンの鼓動が聴ける「2番」「4番」。レーグナーが読響とともに完成させたベートーヴェン交響曲全集のなかの一枚。お互いに気心が知れているだけあって、すべて納得のうえで快調に飛ばしている。
どこが出過ぎるということのないまろやかでバランスのとれた響き。遅すぎず速すぎず快のツボを心得たテンポ。音楽が自然に息づく滑らかな音楽の運び。スウィトナーとシュターツカペレ・ドレスデンの演奏は、モーツァルト音楽の美質を完璧につかんでいる。
生気はつらつと弾むリズム、豪快な金管……。若き日のブロムシュテットが名門、シュターツカペレ・ドレスデンを得て成し遂げた傑作録音。演奏の上手さにうなること間違いなし。
発売元
キングレコード株式会社ズスケのカルテットによる全曲録音のうちのひとつ。初期の最後の曲や、「第9交響曲」と比較して論じられることもある後期の大作。ベートーヴェンのスコアをニュアンス豊かに再現していく、人間的な温かさに満ちた名演だ。