2010年4月発売
86年の結成以来、英国ロックのエッセンスを取り入れた独自のサウンドで、今も若手バンドに多大なる影響を与ているザ・コレクターズによる、前作『東京虫BUGS』(2007年)から約2年ぶりのアルバム。マニアックなこだわりと普遍的なメロを両立させる手腕は今作でも健在。エスプリの利いた歌詞もさすがの貫禄だ。
デビュー15周年のキック・オフとして、2010年の節分の日に新宿PIT INNで行なった公開レコーディング・ライヴの模様を収録したアルバム。「悲しみジョニー」や「情熱」「太陽手に月は心の両手に」のような10年以上前に発表したシングル・ヒットや独特のジャジィな世界を展開するアルバム『ATTA』(2009年)の楽曲まで、全13曲を収録。★
このコンビによる、サン=サーンスとフランクのアルバム以来のフランスもの。ちょっとうねるような、息づくようなリズム感を持っている。「海」などの波の動き、躍動感がよく出ている。他の作品でも横の線の律動感が独特だ。フランス風という感じではないが、かなり面白く聴けた。
弦はチェコ・ナショナル響の首席、ピアノは地元で評判の奏者によるトリノのデビュー盤。これは新鮮だ。アイロンをかけたばかりのシャツのようなシャンとした音色で、実にすがすがしく歌う。特に「ドゥムキー」が良い。録音もすっきりしていて冴えわたっている。
キングレコード所属の演歌歌手による、旬のヒット曲をまとめたオムニバス・アルバム。全曲カラオケ・ワンポイント・アドバイス付きで、カラオケ愛好家のガイドCDとしてもオススメの一枚。
2009年9月発表の『中村美律子 全曲集』(全16曲)では収録しきれなかった、中村美津子のさらなる魅力を2枚組(全26曲)に収録したベスト・アルバム。彼女の歌手としての魅力をより深く掘り下げることができる。