2010年9月22日発売
1976年、パールマン初の「四季」となった録音をHQCD化。バロックのスタイルを踏襲した合奏協奏曲的な愉悦感表出しつつ、ヴァイオリンを表情豊かに響かせることで、ソロ協奏曲としての魅力も存分に引き出した演奏を楽しめる。
ガブリーロフによる強靱でしなやかなピアノを堪能できる好盤をHQCD化。南イタリアの申し子、リッカルド・ムーティによる指揮で、どっしりとしたスケールの大きな演奏を聴かせる。
天才ピアニスト、フランソワの不朽の名作として名高い名盤をHQCD化。クリュイタンスが、感興に富んだ精妙な音楽を創出している。フランスを代表するメンバーの香気にあふれたラヴェルを楽しめる。
ウィーン音楽大学の教授たちによって結成された世界最高峰カルテットの1987年の録音をHQCD化。ハイドン・セットの中から、温かいムードの「第14番」、唯一の短調作品「第15番」を収録する。
ウィーン音楽大学の教授たちによって結成された世界最高峰カルテットの1990年の録音をHQCD化。メンバーの入れ替えはあったものの、演奏の瑞々しさは変わらず、ダイナミックさと円熟味を増した演奏は圧巻だ。
ウィーン音楽大学の教授たちによって結成された世界最高峰カルテットの1989年の録音をHQCD化。第19番「不協和音」では、冒頭の異様なほどのテンションの高さから、彼らの実力の高さが伺える。
難病のため若くしてこの世を去った天才チェリスト、デュ・プレが夫であったバレンボイムと残した熱いベートーヴェンをHQCD化。1970年、エジンバラ国際音楽祭でのライヴを収録した本作では、奔放で自発性に富み、豊かに響くチェロの魅力が堪能できる。
ヴァイオリンのチョン・キョン=ファ、チェロのトルトゥリエは、ともにプレヴィンの指揮の下、ソリストとしてもオーケストラとしても共演している。息の合った3人の心の交流が随所に感じられる室内音楽が収められている。
チョン・キョンファを中心に、姉のミュンファ、弟のミュンフンの3姉弟による、新旧ピアノ三重奏の名作のカプリング。どっしりとしたミュンフンのピアノと、阿吽の呼吸のミュンファに支えられ、キョンファのヴァイオリンが歌う。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタの中でも特に人気の高い4曲をブーニンが演奏。これまでショパンやシューマンなどの演奏に傾倒していたブーニンが、研鑚と模索を経て到達した集大成的なベートーヴェンが聴ける。
亡くなる1年ほど前に、自宅のスタジオで収録した、グルダ最後の録音をHQCD化。同郷のシューベルトとJ.シュトラウスに思いを寄せたアルバムとなっている。親密で、しみじみとしたグルダのモノローグ。
2001年に88歳で没したドイツ・ピアノ界の重鎮ロロフの代表的な録音をHQCD化。端正にして高い品格を保った演奏で、日本にメンデルスゾーンのピアノ曲の魅力を伝えてくれたアルバムだ。
プレトニョフによるショパンの人気曲集をHQCD化。チャイコフスキー・コンクール優勝から10年を経て、名実ともに中堅のトップの座に君臨した頃の録音だ。サロン風の演奏とは一線を画し、細部まで考え抜かれたテンポの変化も自在の名演が聴ける。
20代前半でショパン国際コンクール優勝を果たした名手、オールソンのショパン作品集をHQCD化。ショパンに関してはスペシャリストとも言える存在の彼による、模範的なポロネーズをはじめ、ショパン作品のエッセンスが楽しめる。
20代前半でショパン国際コンクール優勝を果たした名手、オールソンのショパン作品集をHQCD化。ショパンに関してはスペシャリストとも言える存在の彼の演奏による、ショパン作品の魅力が詰まった一枚だ。
“リストの再来”と呼ばれたシラフが、ハンガリーから亡命して間もない頃の録音で、後の代表作となるリスト『超絶技巧練習曲集』をHQCD化。胸のすくようなテクニックで楽しませる一方、リストの民族的な側面も色濃く出ている。
94年録音のプレトニョフによるチャイコフスキーの「四季」をHQCD化。知性的なアプローチと磨き抜かれたタッチによって、プレトニョフならではのファンタジーが展開される。