音楽むすび | 2012年5月発売

2012年5月発売

ブレムベック:オルガン作品集ブレムベック:オルガン作品集

クリスティアン・ブレムベック/わが魂よ、大いに喜べ 2010年に建立されたばかりの「オーストリアで最も美しい」25のストップを持つ新しいオルガンに捧げられたこのアルバムは、コレッリなどのバロック時代を作品も、レーガー、フランツ・シュミットのような後期ロマン派の作品も万遍なく響かせます。  演奏するのは、1960年ミュンヘン生まれのオルガニスト、ブレムベック。1987年にチェリビダッケに認められ、彼がバッハなどの鍵盤楽器を要する作品を演奏する際には必ず起用されたという、チェリお墨付きの名手です。指揮者としても活躍していますが、やはり本領はオルガンにあり、ここでも納得の演奏を聴かせています。(OEHMS) 【収録情報】 ・コレッリ:コンチェルト・グロッソ ト短調 Op6-8『クリスマス』(J.ヴァームルスト、C.ブレムベック:オルガン編) ・J.S.バッハ:慈悲によってわれらを死なせ BWV.22(M.デュリュフレ:オルガン編) ・クレープス:いと高きところには神にのみ栄光あれ ・J.S.バッハ:フランス風序曲ロ短調 BWV.831から『エコー』(S.カルク=エーレルト:オルガン編) ・カルク=エーレルト:わが魂よ、おおいに喜び Op.65-5 ・レーガー:メロディ Op.59 ・カルク=エーレルト:汝に、エホバよ、われ汝に向かいて歌わん Op.65-24 ・カルク=エーレルト:高く戸を上げよ Op.65-8 ・H.F.ミヒェールゼン:コラールムジークから4つの小品 (1936) ・L.J.A.ルフェビュール=ヴェリ:人間の声のコーラスより「アンダンテ」 ・G.A.メルケル:アンダンテ イ短調 Op.122-2 ・F.カポッチ:グレゴリア聖歌『来たり給え、創造主なる聖霊よ』のメロディによる幻想曲 ・フランツ・シュミット:トッカータ ハ長調 (1924)  クリスティアン・ブレムベック(オルガン/レンター=オルガン)  録音時期:2011年10月13-15日  録音場所:オーストリア、マイスホーフェン、プファール教会  録音方式:デジタル(セッション)  Recording Producer: Linus Holzapfel  Editing & Mastering: Marko Schneidr (SkywalkMastering, Trierweiler) Powered by HMV

アントーニョ・カルロス・ゴメス:歌劇「サルヴァトル・ローサ」アントーニョ・カルロス・ゴメス:歌劇「サルヴァトル・ローサ」

ゴメス:歌劇『サルヴァトール・ローザ』(2CD) ブラウンシュヴァイク歌劇場2010 ブラジル出身のオペラ作曲家、アントーニョ・カルロス・ゴメスは、音楽一家に生まれ、早いうちから才能を示し、指揮者であった兄の助言を受け、芸術に理解のあった皇帝ドン・ペドロ2世の庇護を受けます。ブラジルで充分な音楽教育を受けるも、やはりオペラと言えばイタリア! ということで、皇帝から奨学金を賜り、1864年にイタリアへ留学、当時この地を席捲していたヴェルディから多大なる影響を受けたのです。  このオペラは、彼の代表作の一つであり、実在の画家サルヴァトール・ローザ[1615-1673]をモデルにしたものです。優れた芸術家であったローザですが、なかなかの暴れん坊であり、1647年にナポリで起こった「マザニエッロの乱」に加わり、また生涯を終えたのも暴動に巻き込まれたためだったと言われます。そんな波乱万丈のローサの生き方に、ナポリ総督の娘イザベッラとの悲恋を合わせ、まるで『シモン・ボッカネグラ』を思わせる壮大な悲劇が生まれたのでした(ブックレットに挿入されている写真を見ると、ローサは革ジャンをすっきり着こなしたイケメンとして描かれています)。イタリア風の音楽でありながらも、やはり南米らしい滾る血潮が感じられます。(OEHMS) 【収録情報】 ・ゴメス:歌劇『サルヴァトール・ローザ』全曲  アルコス公爵:リー・デブン(バス)  イザベッラ:マリア・ポルブチノヴァ(ソプラノ)  サルヴァトール・ローザ:レイ.M.ウェイドJr.(テノール)  マサニエッロ:マルテ・レーズナー(バリトン)  ジェンナリエッロ:ジモーネ・リヒテンシュタイン(ソプラノ)、他  ブラウンシュヴァイク州立歌劇場合唱団  ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団  ゲオルク・メンスケス(指揮)  録音時期:2010年1月20日  録音場所:ブラウンシュヴァイク歌劇場  録音方式:デジタル(ライヴ)  Recording Producer: Hans-Ulrich Bastin  Sound Engineer: Helge Martensen  Editing: Hans-Ulrich Bastin Powered by HMV

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