著者 : あさのあつこ
必死でなければ生きられない これが「現実(リアル)」なのか!? 2017年。聖都市《NO.6》を追われた16歳の紫苑がはじめて目にする外の世界、そして現実。ぼくは今までいったい何を知っていたんだろう? 何を見ていたんだろう? ネズミと暮らし始め、懸命に生きようとするが、「おれとNO.6、どちらを選ぶ?」と問われた紫苑は……。加速する運命が2人を襲う! 1 生と死と 2 神々の場所 3 魔と聖 4 冥府の天使 5 密やかな危機 単行本あとがき 文庫のためのあとがき
3/10から全国劇場公開される人気小説「バッテリー」。その中でも屈指の人気キャラクター・瑞垣の目を通して語られる、巧、豪、門脇らのその後とは──。ファン待望の小説がついに登場!!
落ちこぼれ高校に通う理穂、美咲、如月。十七歳の誕生日を目前に理穂は失恋。身体が弱く入院を繰り返す美咲は同情されるのが大嫌い。如月は天才野球選手の兄・睦月と何かと比較される。でもお構いなしに、それぞれの夏は輝いていた。葛藤しながら自分自身を受け入れ愛する心が眩しい、切なくて透明な青春群像小説。
『バッテリー』のあさのあつこが描く「破滅」と「希望」の物語 2013年の理想都市《NO.6》を舞台に2人の少年の運命が交錯する! 2013年の未来都市《NO.6》。人類の理想を実現した街で、2歳の時から最高ランクのエリートとして育てられた紫苑は、12歳の誕生日の夜、「ネズミ」と名乗る少年に出会ってから運命が急転回。どうしてあの夜、ぼくは窓を開けてしまったんだろう? 飢えることも、嘆くことも、戦いも知らずに済んだのに……。 壊せ。 破壊してしまえ。 何を? 全てを。 すべて? ぼくは知りたいんだ。なんでこうなったのか。これからどうなるのか。--<本文より> 「わたしはNO.6という物語の中で、生きる希望とやらを掴んでいけるのだろうか」--あさのあつこ 1 びしょぬれネズミ 2 静かな始まり 3 生きるための逃走 4 無限の恐怖を 5 光をまとう街 文庫のためのあとがき
「何が欲しくて、ミットを構えてんだよ」──天才スラッガー門脇を有する横手との試合を控え、練習に励む新田東中。だが、巧と豪のバッテリーは、いまだにすれ違ったままで…? 「バッテリー」シリーズ第5巻登場!
小間物問屋「遠野屋」の若おかみ・おりんの溺死体が見つかった。安寧の世に満たされず、心に虚空を抱える若き同心・信次郎は、妻の亡骸を前にした遠野屋主人・清之介の立ち振る舞いに違和感を覚える。-この男はただの商人ではない。闇の道を惑いながら歩く男たちの葛藤が炙り出す真実とは。
「自分の限界の先を見てみたい。自分の力を見きった先に行ってみたい」強豪横手との練習試合で完敗した巧たち。自分では巧の球を受けきれないのでは、という恐怖心を感じてしまった豪は…!超人気作待望の新刊!
活動停止処分が解けた野球部で、部活が開始された。先輩も後輩もない、実力で自分の野球を認めさせてやる! しかし、キャッチャーとしての才能に悩む豪と、巧との間に亀裂が入って…!?大人気シリーズ待望の続編!