著者 : さくらもち
世直しを夢見る才女が【万能記憶】で後宮の闇を暴く! 本格派後宮謎解き物語! 溏帝国の中心、皇帝のお膝元に広がる花園・後宮。 美形の花鳥史・秀英(シュイン)に計られ、 後宮に入ることになった下級官僚の娘・暁蕾(シャオレイ)は 品物を整理する備品係として働き始めた。 皇后の名が書かれた【呪いの人形】を巡る言い争い。 望みを叶えるまじないを授ける占い師。 硝煙や武器、戦の準備を示唆する発注書ーー。 騒ぎが事欠かない後宮において、 一度見たものは忘れない「万能記憶」を持つ暁蕾は、 その頭脳で後宮を渦巻く闇に気づき、近づいていく。 智慧の才女が陰謀を暴く、中華後宮謎解き物語!
国の更なる発展のためクレアが発案した貴族会議。しかし貴族たちの強い反発に遭い、運営に支障をきたしてしまう。実際に何が起きているのか知るべく、視察に出かけることに。そのままの身分ではマズイので、貴族に扮するクレアとアグリア。一方、ガーシュをはじめとする情熱収集チームによると、貴族たちを扇動する黒幕がいるようで!?
フェイトナム帝国の出来損ない姫君、クレア。敗戦国からの生贄としてバラトニア王国へ嫁ぐも、「生ける知識の人」として歓待を受ける。ようやく自分の居場所を見つけた彼女は王国を豊かにするため、これまで蓄えてきた知識を惜しみなく活用。属国としての枷がなくなった王国はそのおかげでみるみる発展を遂げていく。一方、それをよく思わないフェイトナム皇帝が刺客を送るも、暗殺は失敗に終わる。そして無事結婚式を終えたアグリアとクレアは新婚旅行を計画する。1か月間隣国を巡るだけのはずだったが、彼らが王国を離れるのは皇帝にとってまたとない暗殺の機会でもあったー
淑女教育の敗北とまで言われた出来損ないの姫君、クレア。いつ死んでもおかしくないと覚悟して敵国に嫁いだら、あら大変!!!!!!!!!なぜか大歓迎ムード&まさかの王太子妃という好待遇。それもそのはず、彼女は「生ける知識の人」として待ち焦がれていたのである。祖国では不用品扱いだった彼女は、内政改革に乗り出し、まずは紙作りに着手。しかしそれをよく思わぬ人もいて…切り抜けるための策として自ら毒を呷ろうとするクレアだったがー