小説むすび | 著者 : すなみ翔

著者 : すなみ翔

結べない一夜の絆結べない一夜の絆

子を授かるための一夜の契りが、 忘れえぬ愛の記憶となり……。 赤ちゃんが欲しいと切望するジョージアは、ある日、心に願った。 すてきな男性と一夜の恋におちて、運よく身ごもれたら……。 そうしたら、独りで産んで、愛情をたっぷりそそぐつもりだ。 父に手を上げられ、母と逃げ惑う日々を過ごしたジョージアは、 恋人からも手ひどい扱いを受け、男性不信に陥っていたのだ。 そんなとき、海外出張で魅力的なイタリア人マッテオと出会い、 惹かれ合って結ばれたーー意を決し、これは一夜の戯れよと伝えて。 彼の目に浮かんだ蔑みの色に胸が押しつぶされそうになったが、 こうするしかなかったのだと、ジョージアは自分に言い聞かせた。 やがて彼女は願いどおり妊娠を知るが、消せない愛の記憶に苛まれ……。 イマージュの人気作家A・ロバーツが描く、感動のシークレットベビー物語! 友情から愛情へと変化していく二人の恋が描かれた『片思いの第二章』と同時進行している本作は、前作の主人公たちの親友同士が繰り広げる、切なくて愛おしいラブストーリーです。

美しき公爵の愛の詩美しき公爵の愛の詩

美しき公爵が詠む愛の詩に、 酔いしれていたかった……。 信じていた人に裏切られてひどく傷ついた大学講師のアビーは、 仕事をしばらく休んで、ヨーロッパで心身を癒やすことにした。 歴史的な詩人のリサーチを兼ねたその旅はしかし、 彼女の心をかつてなく大きく揺さぶることになる。 滞在する予定の風光明媚な地所から迎えに現れた男性ラウルを見て、 そのあまりの美しさに、アビーは思わず息をのんだ。 ずっと妄想の中で思い描いてきた、まさに理想の男性像そのもの。 さらに、ラウルの祖父がアビーの探している詩集を所有しているからと、 フランスにある彼の家に招待され、彼女は天にも昇る心地になったーー まさか彼が公爵で、しきたりを重んじる家族から冷遇されるとも知らず。 それぞれ心に傷を抱えた3人のヒロインが、ヨーロッパを旅するなかで運命の人と出会う、3部作〈大富豪の青い鳥〉。第1話の本作は、フランス公爵との身分違いの恋物語です。ロマンティックな舞台にご注目ください!

富豪とあやまちのキス富豪とあやまちのキス

彼にとって、わたしは亡き妻の代わり? 我が子の母親? 都合のいい恋人? 子どもができない親友夫婦のために、サラは代理母を引きうけた。 ところがサラの妊娠中に親友が事故で亡くなると、その夫リースは 我が子が生まれても高額の小切手を送るだけで会いに来なかった。 お金があれば解決するとでも? 彼の養育費なんていらないわ! しかしいくら必死に働いても、赤ん坊をかかえるサラの生活は苦しかった。 そんなある日、リースが姿を現し、今後は一緒に暮らそうと申し出る。 彼はサラを甘やかすようにすぐさま人を雇い、つらい日々を一変させた。 ほっとすると同時に、彼女は不思議なときめきを覚えた。 いいえ、リースは亡くなった親友の夫なのに、惹かれてどうするの? どんなに恋い焦がれても、いつか彼は娘を連れ去ってしまうのに……。 HQディザイアでも熱い注目を集める、NYタイムズ紙のベストセラー作家トレイシー・ウルフ。今作のヒロインは、なんと友情と許されぬ恋の板挟みに。赤ん坊のために同居生活を続けるうち、ふたりは急速にお互いを意識するようになり、ついには一線を越えて……。

雪夜の秘めごと雪夜の秘めごと

凍えるシンデレラを温めた、 美しい瞳のイタリア大富豪ーー ロンドンに出てきたソフィーは派遣メイドとして働きながら、 デザイナーになる夢をかなえようと懸命に努力している。 ある夜、豪華なパーティでのウエイトレスの仕事を終えたあと、 不運にも帰宅するためのバスに乗り遅れ、大雪が降ってきた。 そのとき、凍える彼女に上等なコートを貸してくれたのは、 魅力的な瞳をした、はっとするほど美しいイタリア人マルコだった。 彼に誘われるまま一夜を明かした翌朝、恋に不慣れな彼女は 自分らしからぬ行動が急に怖くなり、書き置きひとつ残さず逃げだした。 数日後、友人が催す舞踏会に出席したソフィーは鋭い視線を感じとる。 ああ、マルコ! 恥ずかしさに、彼女は再び逃げようとするが……。 富裕な顧客向けに派遣されるメイドたちのロマンスを描く、作家競作シリーズ〈メイド物語〉もついに最終話を迎えます。友人たちが次々と理想的なパートナーに出会い、置いてきぼりにされたような寂しさを感じているソフィー。彼女に幸せは訪れるのでしょうか?

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