著者 : まち
亡国の王女・モリナだと気づかれてはいけないのに、不思議な能力を得たことで“血の皇太子”ラエルの専属メイドになってしまったマリ。そんな緊張の日々が続く中、皇宮では皇太子妃選抜が始まることとなり、皇太子妃候補のアリエル公女とレイチェル令嬢の滞在が決まる。マリはこの窮地を脱するため、皇太子妃候補の一人とある取引をすることを決意。一方、マリの考えとは裏腹に、皇太子のマリに対する想いは日に日に強くなりー!?皇太子妃の座を巡り、思惑がぶつかり合う、“万能メイド”マリの物語、第2弾!
公爵令嬢のリーフェは、前世では「稀代の悪女」と恐れられ、生涯孤独だった記憶を持っている。今世こそは幸せになりたいと願い、これまで力を封印して穏やかに暮らしてきたのに…記憶喪失になった婚約者を妹のアリアに奪われ、実家からも追い出されることに!?そこに現れたのは、隣国の皇太子・オリヴェル。お互いの利害が一致し、地位も容姿も、すべてにおいてハイスペックな彼と偽装婚約をすることになったけれど、オリヴェルはまるでリーフェをずっと昔から知っているみたいに甘やかしてきてー?
国を滅ぼされ、王女であることを隠すためにメイドとなったマリ。しかし特技もなく、冴えない彼女はいつも怒られてばかり。そんなマリにある日、信じられない出来事が起きる。「最後に君のためにお祈りをしてあげよう、君の願いはなんだい?」「万能な人になりたいです」死の淵に立つ囚人を懸命に看病していたマリに訪れた奇跡。それはー完璧な侍女!最高の彫刻家!天才音楽家!夢を通して、夢の中の人物の能力を得ることができるようになっていたのだ!!万能の力を手に入れたメイド、マリの物語がここに始まる!
自作の小説に転生したことに気付いたクローディア。このままでは、“ざまあ要員”である婚約者のオレ様王子シルヴィオに虐げられて不幸の連続…そんなストーリーは絶対にいやだ!まずは婚約破棄を狙って彼に嫌われようとするが、「覚えてろよ!!オレはお前に認められるまで努力してやる!」あれ?やる気にさせてしまった?真面目に執務に励むシルヴィオを誉めると、頬を赤らめている?もしかして彼の恋心に燃料投下したかもしれない!?跳ねっ返り令嬢とオレ様王子の王宮ラブコメディ。
国の一大プロジェクト『王子の恋を応援し隊』その任務は、王子とヒロインの恋を物語顔負けのラブロマンスに演出し、成就させること。そのための立役者「悪役令嬢役」として選ばれたのは、国一番の令嬢(だけど、ポンコツ気味)のメリアローズ。彼女は、メガネを取ると魅力が溢れだす「王子の取り巻き役」や令嬢に大人気な「当て馬役」といった仲間達と、ヒロインをいじめる?毎日を過ごすことにー。王子の婚約者(仮)にもなり、悪役令嬢として大活躍!しているはずなのだが、王子とヒロインの恋が進展している様子はなくて…?一体、どういうことなのよ〜!?