著者 : アルト
メアの身体を借りて蘇生した、禁忌に手を染めし存在ーワイズマン。虐殺劇『リアトレーゼの悲劇』の元凶である殺人鬼ー“逆天”のアヨン。かつての“正義の味方”-『大陸十強』のひとりユースティティア。そしてー神の操り人形テオドール。造られた国メイヤードを舞台に、過去の亡霊と、今を生きる存在とが、様々な思惑を持ってぶつかり合う。全てが終わったその果てに、『救い』はあるのかー?飼い殺し状態だった元宮廷魔法師の冒険譚、待望の第五弾!
アイルノーツ侯爵家の落ちこぼれー。才色兼備の姉アリスと異なり、平凡な才能しか持たなかったノアはそう呼ばれていた。だが彼女には、“精霊術”の適性という特別な能力があり、それゆえに孤立していても何とかたくましく生きていた。そんなノアはある日、父からの命で、姉アリスと共に、エスターク公爵家が主催するパーティーに参加する事となる。自分は姉の引き立て役として同行させられるのだと理解しながらも、断れるはずもなく、渋々ノアは会場へ。出来る限り目立たないように過ごそうとするノアであったが、パーティーの最中に、彼女の特別な能力が、エスターク公爵家公子、ヴァン・エスタークに露見してしまう。そして、それをきっかけに、二人の関係は深まっていき…!?-これは、姉の引き立て役でしかなかった落ちこぼれのノアが、公爵閣下の婚約者に指名され、時に溺愛をされつつ幸せになる物語。
レッドローグでの一件の解決後。クラシアに、姉ヴァネッサ・アンネローゼから手紙が届く。その手紙を受けて、海上都市メイヤードに向かうアレクたちだが、ヴァネッサは一月ほど前から姿を消していた。どうやら彼女は、錬金術師たちの到達点ー“賢者の石”をめぐる事件に巻き込まれているらしい。彼女を探すため、メイヤードのダンジョンに向かうアレクたち。そこで彼らが邂逅したのはーひとりの少女と。とある男が見た、たったひとつの願望でー。飼い殺し状態だった元宮廷魔法師の冒険譚、待望の第四弾!コミカライズも大好評連載中!
ある日死にかけ、目が覚めると最強の氷魔法使いになっていた、元魔法適性皆無の落ちこぼれ貴族・ナハト。己の邪魔をする悪徳貴族を全員凍らせる事を決意した彼は、情報を集めるため、シャネヴァという街を訪れる。そこでは突然変異した魔物の出現や子供の失踪など、不穏な噂が後を絶たないという。そして、数々の事件の裏には、ナハトを陥れた貴族の陰謀が隠れている事が判明するのだったーついに黒幕との最終決戦へ。元・落ちこぼれ貴族の爽快世直しストーリー、完結!
魔法適性が皆無の落ちこぼれ貴族・ナハトは、ある日、森の中で突然男たちに襲われ、瀕死の重傷を負ってしまう。駆け付けた護衛であるアウレールの魔法で、なんとか死は回避できたものの、氷漬けのまま仮死状態にーそれから一年が経過し、彼が目を覚ますとなんと、最強の氷魔法使いになっていた!?一族の汚点だと疎まれ、命まで狙われていたけれど腐った貴族は全員、凍らせてこれからは自力で幸せになってやる!元・落ちこぼれ貴族が氷原世界で繰り広げる成り上がりストーリー!
イレギュラーで発生した二つ目の“アルカナダンジョン”アレクたちSランクパーティー“終わりなき日々を”は、その調査のため、『夜のない街』レッドローグに向かう。ギルドマスターのローザから明かされた事実。それはー。-突如として多発した“迷宮病”。-出来上がった“アルカナダンジョン”擬き。-その原因に考えられる、“人造ダンジョンコア”の生成。そしてそれらが全て、レッドローグで三年に一度開催される、『炎夜祭』の時期に集中的に起きているということだった。祭りの刹那の中で、“終わりなき日々を”たちが目にするものはー。飼い殺し状態だった元宮廷魔法師の冒険譚、待望の第三弾!
錬金術の才能を隣国の王子に認められ、彼に仕えることになったサーシャ。仕事にも慣れたある日、原因不明な魔晶石の魔力消失問題が発生し、国中で混乱が起こってしまう!甘味に使う材料が高騰しお店が休業に追い込まれ、甘味大好きサーシャにとっても由々しき事態!!問題を解決するため迷宮塔都市へ赴き、解決の糸口を求め『魔女』に会いに行くサーシャ達だったが、何故か幽霊騒動が起こっているダンジョンに潜ることになってしまいー!?
復活し、Sランクに昇格した伝説級のパーティー“終わりなき日々を”。そのメンバーである元宮廷魔法師のアレクに、別のSランクパーティー“ネームレス”から、闇ギルドと呼ばれる犯罪者集団に侵入されたダンジョンの、合同攻略の誘いの声がかかる。最下層に眠るダンジョンコアを闇ギルドに奪われないための、Sランクパーティーによる共同戦線だ。だが、闇ギルド側に、ひとつの影が蠢く。それは“剣聖”-メレア・ディアル。ただ一人でSランクパーティーに認定されるほどの実力をもつ彼に、“終わりなき日々を”の四人はどう立ち向かうのか…!?飼い殺し状態だった元宮廷魔法師の冒険譚、待望の第二弾!コミカライズも大好評連載中!
錬金術師の一族に生まれたが家族からは疎まれていたサーシャ。少しでも認めてもらおうと独学で錬金術を学ぶも、ついに家を追い出されてしまう。だが、本人に自覚がないだけで、実は錬金術の才能はピカイチだった!隣国の王子にスカウトされ、まさかの国家お抱え錬金術師に!?オリジナル製法のポーションは効果絶大、固定概念を覆すアイデアでエリート錬金術師達の度肝を抜く!無自覚すご腕錬金術師、ポーションで問題解決しちゃいます!
ミナウラでの騒動を経て、王都に帰還したユリウス。リレアの情報によるとここ最近、王都では「魔法使い狩り」が出没するという。魔法使いのみが狙われる事件に興味を抱いたユリウスは自身を囮に「魔法使い狩り」に立ち向かう。高みを目指すべく、再び自ら進んで面倒へ首を突っ込んでいくユリウスに、ソフィアやリレアは「今度はせめて手の届くところでやってくれ」と懇願。いざ「魔法使い狩り」と対戦するが、事件には何か裏があるようでー。
「補助魔法しか使えない能無しの魔法師はこのパーティーには必要ない。お前はクビだ、アレク・ユグレット」それはある日突然、王太子のダンジョン攻略パーティーの付き添いをしていた宮廷魔法師アレクに突き付けられた追放宣告。そして王太子の嫌がらせにより、アレクはパーティーどころか、宮廷からも追放されてしまう。そんな彼に声を掛けたのは、4年前を最後に別れを告げたはずの、魔法学院時代のパーティーメンバーの少女・ヨルハだった。「-ねえ、アレク。ボク達と一緒にまた、ダンジョン攻略をする気はない?」かくして、かつて伝説とまで謳われたパーティー“終わりなき日々を”は復活し、やがてその名は、世界中に轟くー!-これは、飼い殺し状態であった元宮廷魔法師の冒険譚。
かつて“鬼才”と称された女騎士アメリアの転生者であり、国王ヴァルターの唯一の護衛役である貴族令嬢フローラは縁談話から逃れるため、ミスレナ商国に行くことに。出発前、“北の魔女”システィアに彼の地で薬草の採取を頼まれたものの、ミスレナに着くなり「トラブルメーカーだから」と単独行動を余儀なくされる。「こうなったら一人でさっさと依頼をこなして、二人の鼻を明かしてやる!」と息巻くフローラだったが、次第にアメリアとヴァルターにとって因縁深い暗殺者集団の陰謀が明らかになっていき…。前世で命を懸けて守った王子=現国王に振り回される、強くて可愛い転生女騎士の戦闘系!?ラブコメ第2巻!
かつて“剣帝”と讃えられた一人の剣士がいた。彼はディストブルグ王国の第三王子、ファイ・ヘンゼ・ディストブルグとして転生し、今生では“クズ王子”の悪名を轟かせていた。憎むべき“異形”を生み出す張本人を討つため、ファイはついに“クズ王子”の仮面を脱ぎ去り、帝国へと赴く決意を固める。折しも開催中の“連盟首脳会議”で獣人国の王子が対帝国の強硬論を主張、自ら挙兵する。迎え撃つ帝国側の“英雄”達との激戦が勃発する中、ファイは単身で帝国の本城への侵入に成功。しかしそこで待ち受けていた黒幕は、予想だにしない恐るべき相手だったー前世からの因業を斬り伏せるべく、“剣帝”は最後の戦いへと征く!
平凡な村人ユリウスは8歳の誕生日に奇妙な夢を見た。それは1人の剣士の生涯であった。空に煌めく星をいつか斬ってみたいと願い、愚直なまでに剣を振り続けた剣士の軌跡を追い、少年はただただ棒切れを振り続ける。そして数年ー村の外でオーガと遭遇し、戦うことによって少年はついに覚醒する。非力だった少年が鍛錬に鍛錬を重ね、「無茶」も「無謀」も通り越し、不可能すら可能にしてゆくもう一つの物語。
『聖女』として生きた前世を持つ、転生令嬢ミレア。奇しくも今生でも『聖女』の地位を与えられた彼女は、人を救う事こそ己の道だとして、弱者救済に精を出す。そして、王国全土を覆う結界を密かに張り続け、人知れず、魔物の脅威から人々を守っていた。しかしある時、婚約者である王太子から『偽聖女』と糾弾され、挙句の果てに婚約まで破棄。さらに、結界を張り続けた無茶が祟って倒れてしまう。それぐらいで挫けるミレアではないものの、彼女が倒れた影響で結界が綻び、魔物の侵入が発生!魔物との戦いの最前線であり、己の実家もある辺境へ、急ぎ向かうこととなる。一方、王都では王太子が不穏な動きを見せる。実は一連の『偽聖女』騒動には裏があり、王国を揺るがす大事件が始まろうとしていたー!献身的すぎる(元)聖女の救世ファンタジー!
前世の記憶を持つ転生令嬢、フローラ。かつては“天才女騎士”であったが不運な条件の重複により、自身を二流の騎士としか認識しないまま、覇権争いに巻き込まれ命を落としてしまう。転生後は救えなかったことを負い目に感じ、当時の第三王子(現国王陛下)に近づかないようひっそりと生きてきた。なのに、ひょんなことから国王陛下の「護衛」を直々に申し付けられ、あら大変。「前世のことなんて誰にも言ってないのに、なんでこうなるの!?」と戸惑いもつかの間、次々と護衛としての腕試しが課されていく展開にー数百年に一人の天才が「女」として、「騎士」として、国王陛下に振り回されつつ、無双ぶりを繰り広げる戦闘系ラブコメ。
かつて“剣帝”と讃えられた一人の剣士がいた。彼はディストブルグ王国の第三王子、ファイ・ヘンゼ・ディストブルグとして転生し、今生では“クズ王子”の悪名を轟かせていた。“豪商”ドヴォルグから依頼を受けたファイは、人を惑わすという「真宵の森」を訪れる。その森の奥深くに佇む謎の古代遺跡には、ファイ自身の根幹に関わる、ある重大な真実が秘められていたのだった。到底受け入れがたい真実を知り、追憶と悔恨に揺さぶられる中、己という存在を見つめ直すファイ。そんな彼の前に、古代遺跡の秘密を狙う帝国の“英雄”が立ちはだかるー。最強の“英雄”と、覚醒した“剣帝”。譲れないものを懸けた戦いが始まる!
今から七年前。婚約者である王太子の自分勝手な都合により、国外追放に処された令嬢・ツェレア。偽りの悪業の経歴を押し付けられ、人里に居場所のない彼女は、『魔の森』と呼ばれる魔窟へと足を踏み入れる。そして現在。ツェレアのもとを、魔王討伐パーティが訪れる。女神の神話によって彼女がパーティの一員に指名され、勧誘にやって来たのだ。しかし、彼女はそれを拒絶。それどころか、パーティの一人を痛めつけて送り返す。実はツェレアは女神や魔王と裏で結託しており、神託に関わる一幕すらも彼女の企みの一端なのであった。狙うは自分を貶めた王太子の首。悪役にされた令嬢ツェレアの過激な復讐が今始まるー!