著者 : アンジェラ・カーター
英雄と悪党との狭間で英雄と悪党との狭間で
終末感漂う近未来。家族を失った少女は異人種と出会い、共同体の“外側に存在する世界”で新たな価値観を知り、肉体的にも精神的にも成長をしていくが…。サマセット・モーム賞受賞の女流作家が壮大なスケールで描く“形而上小説”、原作発表から55年の時を経て初邦訳!
新しきイヴの受難新しきイヴの受難
ロンドンからニューヨークへやってきたイヴリンは、汚穢に満ちた街でともに暮らしたレイラを捨てクルマで砂漠へと向かう。みずからの心象風景にふさわしい世界に魅了されるイヴリンだったが、武装した何者かによって女だけの地下世界ベウラへと連行される。そこベウラでイヴリンは女性のイヴとなるー英国マジック・リアリズムの旗手による、新たな預言の書ともいうべき傑作、ついに邦訳!
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