著者 : アンドレ・ブルトン
ナジャナジャ
パリの町で出会った妖精のような若い女・ナジャー彼女とともにすごす驚異の日々のドキュメントが、「真の人生」のありかを垣間見せる。「私は誰か?」の問いにはじまる本書は、シュルレアリスムの生んだ最も重要な、最も美しい作品である。1963年の「著者による全面改訂版」にもとづき、綿密な注解を加えた新訳・決定版。
狂気の愛狂気の愛
ブルトンの手法を完璧に凝縮した最高傑作。『ナジャ』『通底器』に比肩される『狂気の愛』は、その難解さのゆえに、本邦初訳を本書の出現まで待たねばならなかった。フーコーの「狂気の理性」に通底する問題作。新装登場。
狂気の愛狂気の愛
〈愛〉がひきおこす困難と栄光。ロンドンとパリで開催された2つの国際シュルレアリスム展にはさまれた1937年に刊行された『狂気の愛』は、ブルトンがもっとも精力的な仕事を展開していた時期に当る。〈狂気の愛〉というテーマはフーコーの〈狂気の理性〉と通底する。絶対的な愛が現実に打ち克つ愛の栄光を止揚する。
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