著者 : ウエハラ蜂
幸福がもたらされるという「運命の相手」を探すため、伯爵令嬢スカーレットは「運命の相手」を示す赤い糸を鑑定。だが、自身の赤い糸は途切れていた!家族からは政略結婚の役に立たないと虐げられ、平民になるため家出を考えるも、残忍と噂の公爵に嫁ぐことを命令されるスカーレット。その晩、緊急に開かれた王家の晩餐会に出席したスカーレットは、隣国の国王リオハルトの赤い糸が途切れているのを見てしまう。赤い糸は自分と運命の相手にしか見えないのだ。「お前が俺の“運命の伴侶”だ」そう告げたリオハルトの執着は思った以上に強かったようでー!?“不遇の糸切れ令嬢×不器用な執着国王”のじれ甘ラブストーリー!
モニカの聖女力は、その強さと引き換えに発情してしまう厄介な副作用付き。それでもモニカは民のため、そして自分を見出してくれた皇弟リチャードのため日々走り回っていた。けれど最近彼を見ると、力を使っていないのに体が熱くて鼓動がおかしくなる。私、感情が壊れちゃった…?悩むモニカは怪しい商人ジヌから「聖女じゃなくなったあとの夢はなんですか?」と問われる。聖女の力はいずれ消えてしまうもの。そのとき自分はリチャードの隣にいられなくなるー。悩む発情聖女と独占欲ますます高まる皇弟のピュアが滴りほとばしる第2巻!
田舎男爵令嬢テサシアは、十分すぎるほどに身の丈を意識し、有力貴族の集うカウフォード学園でモブに徹していた。目立たず、騒がず、二大勢力に近づかずー。そんな彼女の癒しは、「推し」ルートヴィッヒ様のお姿を遠くから拝むことのはずなのに、王太子の婚約破棄がルートヴィッヒまで連鎖し、ひょんなことから「推し」の婚約者候補に!風が吹けばテサシアが見初められる的流れに、戸惑いを隠せない彼女だったがー。第3回アース・スターノベル大賞奨励賞、待望の書籍化!