著者 : カスヤナガト
僕はまだ、君の名前を呼んでいない 〜lost your name〜僕はまだ、君の名前を呼んでいない 〜lost your name〜
大学を卒業し、就職することなく何となくラノベ作家になった久太と、マンガ家になった漆は、久太の母・涼花と3人で奇妙な“同居”生活を送っている。2人は恋人同士ではなく、親友とも違った関係だった。彼らを結びつけているのは、高校生の冬に起きたある事件だったー。気がつくと自然に泣いていた作品『サムウェア・ノットヒア』に連なる物語ではあるが、完全に独立した作品として、あなたに喪失と再生の物語を捧げる。
サムウェア・ノットヒア 〜ここではない何処かへ〜サムウェア・ノットヒア 〜ここではない何処かへ〜
失われないものなんて、この世界には何ひとつないー。美術教師・栄一郎は個展にひとつだけ自身のではない絵を持ち込んでいた。『ここではない何処かへ』というその作品は圧倒的な存在感で、見る者に痛烈に何かを問いかけてくるー。高校時代、栄一郎は幼馴染みの零子と美術同好会に入っていた。零子はいつも憑かれたように絵を描き、溢れんばかりの才能を持つが、あることをきっかけに心を壊していき…。読めば3回涙する、ひりつくように愛おしい喪失の物語。
COLORSCOLORS
イラストレーターの北崎は、日々の生活のためクライアントの要求に応えていた。血のにじむ努力の後に完成したイラストでも、勝手に配色を変えられる。イラストを描いた本がどれだけ売れても、金銭的には還元されない。ある日、不思議な女性の夢を見てから目が覚めるとー視界からC、青と緑を含んだ色が消えていた。極彩色の世界への渇望と情熱を描く青春小説。
ユーレイギフト 二度目のさよなら、包みますユーレイギフト 二度目のさよなら、包みます
大学進学を機に上京した鈴歩は、幼いころ大好きだった祖母と疎遠なまま死に別れたことを後悔している。雨が降る度に思い出す、大好きだったおばあちゃんのこと。守れなかった約束…。そんなとき「亡くなった人にプレゼントを届けられる」というひらさか堂の存在を教えられてー!?もう会えない、あなたへ。すこし不思議で、あったかい最期の“贈りもの”ストーリー。
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