小説むすび | 著者 : キャット・シールド

著者 : キャット・シールド

ナニーの秘密の宝物ナニーの秘密の宝物

また会うことが許されるの? あなたと、そして……私の赤ちゃんに。 保育士のベラのもとにある日、大富豪ブレイクが訪ねてきた。 高級なスーツに身を包み、ベラの産んだ赤ん坊を抱いてーー。 9カ月前、ベラは代理母出産したのち、黙って彼のもとを去った。 子供の成長をともに見守る約束だったのに、出産後、 彼の妻から二度と現れないでと冷たく突き放されたから。 何も知らないブレイクは、瞳に非難の色をたたえて言った。 「妻と離婚した。さしあたってきみに、息子の面倒を見てほしい」 わたしがこの子のナニーに? もちろん、引き受けたくてたまらない。 ブレイクの育てる子供は、本当はわたしの血を分けた実の子ーー。 でも、それは絶対に知られてはならない秘密。いったいどうしたら……。 感動の涙が止まらない、大人気の代理出産がテーマの物語! 輝かしい受賞歴を誇るC・シールドが描きます。心優しく貧しいベラは運命のいたずらで、一度は手放した息子のナニーに。やがてベラが本当の母親と知った富豪に愛なき結婚を申し込まれますが……?

道に迷ったシンデレラ道に迷ったシンデレラ

生まれて初めて感じた胸の高鳴り。 これが……愛というものなの? 住む家も財産もないゾーイは、経営する店の奥で寝起きする毎日。 惨めさに耐えていた彼女に、知り合ったばかりの大富豪ライアンが、 僕の屋敷の離れに住めばいいと申し出てくれた。 驚くほど気遣いのある彼に、ゾーイはたちまち惹かれる。 人生で初めてのときめきに舞い上がり、夢のような日々を送るうち、 ある夜、彼女はライアンに導かれるまま情熱を交わした。 今まで、これほど優しくされたことなんてなかった……。 だが幸せもつかのま、ひょんなことからライアンに嫌われてしまい、 彼が放った氷のように冷たい言葉に、絶望の淵に突き落とされた。 「すぐにここから出ていってくれ!」 『忍び愛のシンデレラ』『名もなき花の恋』に続いて、チャールストン社交界を舞台に繰り広げられる珠玉のロマンスをお贈りします。本物の愛を知らないヒロインがようやく見つけた至福の恋は、まるで手に握られた砂のように指のあいだからこぼれ落ちてゆき……。

名もなき花の恋名もなき花の恋

愛する喜び、愛される幸せを 教えてくれた、情熱の大富豪。 恋に臆病なロンドンは、社交界のパーティに出席した夜、 黒髪に碧眼のゴージャスな男性に声をかけられた。 彼の名はハリソン・クロスビー。黙っていても女性が寄ってくる大富豪。 ハリソンは女好きで、1年以上同じ人と続いたことはないと噂されている。 落ち着いて誠実な男性を好もしく思うロンドンは警戒するが、 今夜の彼は洗練された紳士そのもので、心惹かれずにはいられなかった。 しかし、ロンドンがイベントの仕事をしていると知ったハリソンから、 兄の誕生会を企画してほしいと言われ、彼女はためらった。 実は、人に頼まれて彼の兄を秘密裏に追跡するためにここへ来ていたから。 それをハリソンに知られたら終わり。私は、いったいどうすれば……? 関連作『忍び愛のシンデレラ』に続き、チャールストン社交界の傲慢な有力者から酷い扱いを受けた女性たちが大集結! 力を合わせて傷心を乗り越えようとしますが、ロンドンは仲間の女性を一方的に離縁した男を追ううち、いつしかその弟と想定外の恋におち……。

忍び愛のシンデレラ忍び愛のシンデレラ

私は彼の家を掃除する家政婦。 結ばれる夢なんて叶うはずがない。 亡き恋人の両親に、忘れ形見の娘を奪われそうになったクレアは、 逃げた末にたどり着いた地で住み込みの家政婦の職を得た。 雇い主の大富豪リンクは、外見が魅力的なだけでなく、 優しくて気遣いのある、惹かれずにはいられない完璧な男性。 でも彼にふさわしいのは良家のお嬢様で、私なんて釣り合わない。 豪邸を美しく整え、手作りの料理を食べてもらえるだけで満足しないと。 そう自分の心に言い聞かせていたある日、 クレアはリンクとの関係を周囲に噂されていることを知る。 使用人の自分が相手では彼の評判を貶めてしまうと危惧した彼女は、 身を引かなければならないと決心するのだったが……。 黙っていても女性が寄ってきてしまう独身貴族のリンク。花嫁探しを勝手に進めようとする母親に困惑するなか、家政婦クレアの存在が頭にちらつきます。けれど、彼の母親は以前の婚約者を“よそ者”と嫌っていました。よそ者で使用人のクレアの、恋の運命は……?

秘書が眼鏡を外したら…秘書が眼鏡を外したら…

さようなら、憧れのボス。 私はもうあなたのメイドじゃないの。 巨大企業のCEOセバスチャンの秘書ミッシーは、 出張で同行したラスベガスに着くやいなや、退職届を出した。 今日は30歳の誕生日。この4年間、尊大なセバスチャンに 朝から晩までこき使われ、休日さえも返上して働きづめだった。 でもそれももう終わり。ミッシーは眼鏡を外し、三つ編みをほどき、 セクシーなドレスを身につけて、カジノのルーレットへ繰りだした。 するとそこへボスが現れた。目の奥には初めて見る炎が燃えている。 ミッシーは彼に賭を挑んだ──あなたが勝てば仕事に戻る。 でも私が勝ったら、密かに憧れていたあなたと一夜を過ごしたいと。 勝利したミッシーは彼に身を捧げるが、やがて体に異変が現れ……。 『ナニーの秘密の宝物』で日本デビューを飾って以来、次々と話題作を出し続けているキャット・シールド。地味な秘書の大胆な変身も楽しめる、ボスと秘書の情感豊かなロマンスをお楽しみください。

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