著者 : クレタ
無条件降伏を拒否され、首都ウィンの目前までサバト軍に攻め込まれたオースティン帝国。しかし南方での味方の奮戦により形勢は逆転、サバト軍を撤退させることに成功した。一時の猶与を得たオースティン軍は反撃のため民間からの徴兵を行い軍の立て直しを図る。その中でトウリもこれまでの功績から衛生小隊長へと昇進し、小隊を率いて先行部隊に帯同することに。しかしトウリの指揮下に集まった三人の衛生兵のうち二人は、かつての自分と同じく全く治癒魔法を使えない新人で…!?次にくるライトノベル大賞 単行本部門1位!
絶対なるロスクレイ亡き今、盤上は混沌を極めていた。追い詰められる黒曜の瞳、それに乗じてメステルエクシルの奪還を図る軸のキヤズナ。さらに、擁立者の制御を離れた魔法のツーと世界詞のキアは、王を脅かす魔の軍勢ー新魔王軍と認定され…。増殖する脅威、脅威、脅威。それに抗いうるのも、別の脅威でしかなく…。期せずしてここに、修羅同士の闘争の火蓋が切られる。絶対不壊・魔法のツーvs神速・音斬りシャルク。全能の詞術士・世界詞のキアvs不死にして万能・窮知の箱のメステルエクシル。
サバト帝国の奇策・シルフ攻勢によって敗走を余儀なくされたガーバック小隊。彼らは飢えと渇きに苦しみながらも命からがら城塞都市マシュデールへと辿り着く。だがサバト軍はすでにマシュデールの眼前にまで迫って来ていた。ガーバックたちは息をつく暇もなく、再び命を賭した防衛戦へと駆り出される。一方トウリは小隊を離れ、唯一の衛生兵として臨時医療本部の監督役に任命された。だがそれは、日々運ばれてくる数十人の負傷兵の中から「救える者」だけを選別する、あまりにも過酷な仕事だったー。
“最初からロスクレイに勝てる者などいなかった。”自らの手を汚さず冬のルクノカを脱落させ、ロスクレイ陣営の勝利はもはや揺るがないように見えた。だが、なおもその喉笛を噛み切らんとする逆理のヒロト、黒曜の瞳。それぞれの理想を求める混沌のなか、戦いに飢えた柳の一太刀が“絶対”を斬り拓く。第十試合。地球最後の柳生・柳の剣のソウジロウvs人工英雄・絶対なるロスクレイ。
トウリ・ノエル二等衛生兵。彼女は回復魔法への適性を見出され、生まれ育った孤児院への資金援助のため軍に志願した。しかし魔法の訓練も受けないまま、トウリは最も過酷な戦闘が繰り広げられている「西部戦線」の突撃部隊へと配属されてしまう。彼女に与えられた任務は戦線のエースであるガーバックの専属衛生兵となり、絶対に彼を死なせないようにすること。けれど最強の兵士と名高いガーバックは部下を見殺しにしてでも戦果を上げる最低の指揮官でもあった!理不尽な命令と暴力の前にトウリは日々疲弊していく。それでも彼女はただ生き残るために奮闘するのだがー。
星馳せアルスによって大打撃を受けた黄都。これに乗じた権力奪還のため、二十九官を追放された巨魁・異相の冊のイリオルデが動き始める。イリオルデは歴史の裏でうごめく魔王自称者たちを結集させ…。陰謀が渦巻くなか、六合上覧は第二回戦に突入。再び互角に立ち合える相手を求めて微笑む、ルクノカ。そして、サイアノプが隠し持つ、真なる最強をも覆しうる“必殺”とはー。第九試合。極点の格闘家・無尽無流のサイアノプvs英雄殺しの伝説・冬のルクノカ。
冬のルクノカに敗れ、地の底へ堕ちた星馳せアルス。-だが彼は生きていた。アルスは半身を機械に変えてなお、さらなる財宝を求め黄都を襲撃する。無限の形をとる泥。敵を自動追尾し焼き尽くす炎。あらゆる攻撃を無効化する盾。無数の魔具が破壊の限りを尽くす。約定に従い、これを討つべく逸脱の修羅たちが結集するときー都市は炎上し、屍山血河の光景が広がる。全員が最強、全員が英雄、一人だけが勇者。シリーズ最大級の乱戦が幕を開ける。
あらゆる思惑が交錯し、儚い結末となった第五試合。次なる第六試合は、窮知の箱のメステルエクシル及び奈落の巣網のゼルジルガ。彼方の兵器を駆使するだけでなく、無限に再生し蘇るたびに己の死因を克服する最強のゴーレム。誰も全貌を掴めぬ伝説の諜報ギルド“黒曜の瞳”の面々と上覧開始前から謀略の糸を張り巡らす道化。無限の破壊と無数の謀略、果たして勝つのはー。そして、世界に潜在していた異形が姿を現すとき、修羅たちの戦いはさらなる混沌に包まれてゆく。全員が最強、全員が英雄、一人だけが勇者。「このライトノベルがすごい!2021」単行本・ノベルズ部門ダブル1位。
絶対無双たる十六名の修羅を争わせ、“本物の勇者”を決める六合上覧。凄惨な破壊をもたらした第二試合が終わり、次なるは、第三試合。柳の剣のソウジロウ及び移り気なオゾネズマ。一目で相手の殺し方を見出し、伝説すらただの事実へと堕する頂点の剣技を振るうソウジロウに対し、謎多きキメラのオゾネズマが用意していた“手”とはー。そして六合上覧の裏では、黄都、黒曜の瞳、オカフ自由都市など、各勢力の思惑が交差し複雑に絡み合っていく。全員が最強、全員が英雄、一人だけが勇者。“本物”を決める激闘は熱を帯びていく。
世界一の美少女になるため、俺は紙おむつを穿くー。しがない会社員の狩野忍は世界最大のVR空間サプライム・スフィアで世界最高の美少女シノちゃんとなった。VR世界で恋をした高級娼婦ツユソラに会うため、多額の金銭を必要とするシノは会社の先輩である斉木みやびと共に過激で残酷な動画配信を行うことで再生数と金を稼ぐことを画策する。炎上を繰り返すことで再生数を増やし、まとまった金銭を手にしたシノはツユソラとの距離を縮めていくのだが、彼女を取り巻く陰謀に巻き込まれていきー!?現実を凌駕するVRエロス&バイオレンス!!!!!
「アイテム倉庫」でしかなかったニンジャのカナタと司教のアーウィアは、女神の気まぐれアップデートを乗り越え、今ではそこそこの腕前を持つ冒険者となった。しかし、アップデートの影響で、これまでの「設定」がなくなり、一部の冒険者たちが戸惑う場面も少なくなかった。そんなある日、カナタとアーウィアはパーティーの人員を増やすべく仲間探しを始める。世界のアップデートの影響で人員不足になっていたのだ。二人は、ある出来事から知り合った貧乏エルフのルーと、陰気なドワーフのギドーに出会い一緒に迷宮探索に出るのだが…。
全生命を脅かした“本物の魔王”、リチア新公国が火蓋を切った新魔王戦争、微塵嵐の進行に乗じた旧王国主義者の反乱。全てが終わった。長く続いた恐怖の時代から、世界は大きく変わろうとしている。新たな時代の象徴となる“本物の勇者”の称号を我がものとするため、世界最大の都市、黄都に修羅達が集う。-今、修羅の名は十六名。逸脱の修羅達が武力、智力、権力の全てを行使し、覇を競う六合上覧がついに幕を開く。全員が最強、全員が英雄、一人だけが勇者。
圧倒的な力をもつ修羅達により、凄惨な破滅を迎えた新魔王戦争。しかし、世界にはまだ時代を変革しうる逸脱の存在がある。無限に再生し蘇るたび自身の死因を克服するゴーレム、超長距離から放つ矢で地形ごと滅壊させる巨人、巻き込んだ全てを微塵へと変える砂嵐…。能力や種族の頂点を極めた修羅達と、それを利用すべく謀略を巡らす者達が一点に集う時、宿命と凶兆が交差する殺界が現出する。全員が最強、全員が英雄、一人だけが勇者。“本物”を決める死闘がここにあるー。
かけがえのない仲間・アーヴィンを失ったソーヤたちは、喪失感を抱えながらも、再びダンジョン攻略に挑む。そして今、一行は最大の試練に直面していた。第十九階層“狂階層”。そこは、行方不明者が続出し、魔が棲むという超難所。さらにその恐怖の魔の手がラナにもおよび…。激闘に次ぐ激闘、試される絆。苦難の先にソーヤが手にするものとは!?興奮のシリーズ第3弾。
上級職の「ニンジャ」でありながら、「冒険者の酒場」で無為な日々を過ごすプレーヤーがいた。彼の名は「ああうあ」。実戦経験なし、レベル1。冒険者のアイテムを管理するためにパーティーに所属している補欠メンバーだ。「ああうあ」の正体は、前世でプログラマを務めるサラリーマンだったが、不幸な事故で命を落とし、女神の力によって、この世界に転生していたのだった。そんなある日、女神に会った「ああうあ」は、この世界がレトロゲーム風に改造されたことを知る。女神が世界をアップデートするまでに自分のレベルを上げなければ、命が危ない!似たような境遇で過ごすレベル1の「司教」職の「ああういあ」と共に、新たな歩みをはじめるが…。
ダンジョン“々の尖塔”の最高層56階を目指し、探索に励むソーヤたちは、新種のモンスターの討伐に挑戦することに。しかし、それはこれから始まる悲劇の序章に過ぎなかった…!?今、一行は導かれるように運命の13層へ。ソーヤ、ラナ、エアそしてアーヴィンたちの冒険は、ここで潰えてしまうのか?衝撃の展開に興奮必至!新たなダークファンタジー、第2弾。
異世界転送の事故により、ただ一人転移に成功したソーヤ。今、困難に満ちた異世界探索行が始まる!その途中で出会ったのは、欺瞞と秘匿の神・ミスラニカ、森を追放されたエルフの姉妹、そして個性的な仲間たち。悪漢冒険者に鉛玉を喰らわせ、下種な王族を叩きのめし、ソーヤは死と隣り合わせのダンジョンに挑む。危険と謎に満ちた新たなダークファンタジー、開幕!!
日露戦争従軍中、マタギの兵士・権左は上官を庇い瀕死の重傷を負ってしまう。もはやこれまでと悟った権左が目を覚ますと、そこは魔獣たちの棲息する異世界だった。そんな異郷の地で、権左はリュチカという狼の耳と尻尾を持つ少女を助け、彼女の家で世話になる。その矢先、人を喰らう怪物熊が近隣の村を襲ったとの報せが届くのだが…。新感覚異世界狩猟ファンタジー堂々開幕ッ!!