著者 : ジェ-・マキナニ-
空から光が降りてくる(上)空から光が降りてくる(上)
N.Y.の有名出版社の若き編集者ラッセル・キャロウェイは、大学時代の親友ジェフ・ピアースをスター作家に押し上げ、自身も脚光を浴びはじめる。しかし、彗星のごとき名声の上昇が、社の重鎮ハロルド・ストーンの不評を買ってしまう。社での立場に危うさを感じたラッセルは、社主の妹と謀って自社買収へと動き出す…。
空から光が降りてくる(下)空から光が降りてくる(下)
会社買収王バーニー・メルマン、M&A専門の美人銀行家トリーナ・コックスと組んだラッセルの自社買収は成功した。経営に奔走するラッセルと孤独の色を深める妻コリーン。出張先でのラッセルの不倫をきっかけにするかのように、事態は思わぬ方向へと進展する。人生の絶頂から手中のすべてを失ったラッセルを待ちうけるものは?…マキナニーが渾身の力を込めて描く若きカップルの喪失と再生。
スト-リ-・オブ・マイ・ライフスト-リ-・オブ・マイ・ライフ
20歳の娘アリスンはニューヨークに住んで演劇学校に通っている。芝居は彼女が夢中になれる唯一のもの。ボーイフレンドたちのいいかげんさにうんざりしていたとき、ディーンと出会った。彼は今までの男の子たちと全然違っている。優しくて知的だ。でも囲りの人間たちは二人の純愛を温かく見守ったりなんか決してしてくれない。強引に誘われたパーティー、それは二人にとって、ちょっと残酷なものだった…。80年代のサリンジャー、マキナニーの最もサリンジャー的作品。愛に向かって手を差しのべる、ポスト・モダンガール、アリスンの物語。
ランサムランサム
70年代、一人の青年がアメリカを旅立ち、インド、ネパールを放浪し、日本へやってきた。名前はランサム。京都で空手の修業にはげむ寡黙な彼が求めていたものは何か、その秘められた過去が語るものは…。70年代の若者の精神の漂流、そして宿命を、日本を舞台に描いた、ニュー・ロスト・ジェネレーションの作家の自伝的作品。
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