著者 : スティーヴン・キング
絶望的な未来を変えるべく、別の時代、別の場所に転移し、命をかけて奮闘する仲間たち。だがスザンナの孤高の抵抗もむなしく、”父殺し”を宿命づけられた妖魔の子が、いままさに誕生しようとしていた……。
旅の仲間たちに襲いかかる、あまりに過酷な運命。大切なものを守れず、最後の希望さえ打ち砕かれ、無の境地でローランドは暗黒の塔に向かって歩きつづける……。長大な旅の果て、驚愕のラストが待ち受ける。
〈狼〉たちとの死闘の終結に安堵する間もなく、スザンナが忌まわしい水晶球とともに行方をくらませた。彼女の第四の人格ミーアは妖魔の子を身ごもっているが、そのことと関連しているのか?
ミーアの奇異な振る舞いと、おなかにいる子どもへの異様な執着。彼女の真の目的はいったい何なのか?仲間たちから引き離されたスザンナは、孤独な戦いを強いられていた。彼女の行方を必死で追う、ジェイクとキャラハン神父は、恐るべき敵と対決するはめになる。一方、ローランドとエディは1977年のメイン州で、すべての謎を解くべく、ある作家のもとを訪ねていたー。先が読めない展開に、驚愕と絶望が待ち受ける衝撃作。
カーラの町は恐怖に包まれていた。もうすぐ凶悪な“狼”たちがやってくる。奴らは23年に1度、双子の片割れだけをさらっていく。戻ってきた子どもは、知性を奪われ、体はいびつに成長し、抜け殻のようだった。怯える人々を前に、一人の老人がガンスリンガーの力を借り、戦うことを提案する。一方ローランドたちは70年代ニューヨークで“暗黒の塔”の化身である薔薇が危機に瀕していること、スザンナの様子が変なことに気づく。
凶悪な装備を誇る〈狼〉とはいったい何者なのか?キャラハンが封印する水晶球の恐るべき力とは?奇異な振る舞いを続けるスザンナの真意は?いくつもの謎が複雑に絡み合い、旅の仲間の運命を変えていく。
毒ガス、殺人ビーム、化け物が跋扈する荒地を疾駆する、知性を持った超高速モノレール“ブレイン”。列車VS人間の命がけの謎かけ合戦は、絶体絶命の最中、思わぬ形で終結を迎えた。危機を乗り越え、結束を強める旅の仲間たちに、ローランドは心の奥底に秘めた思い出を語りはじめる。彼が14歳で“ガンスリンガー”の試練を突破し、初めての任務についた時のこと。そして、過酷な人生で初めて、唯一愛した少女のことを…。
父の密命で、ハンブリーの町で任務についていたローランド少年は、知り合ったばかりの可憐な少女と恋に落ちた。だが、町を席捲するおぞましい陰謀と魔術により、2人は想像を絶する運命に巻き込まれていく。
15歳で最年少のガンスリンガーとなったローランドは、デバリア地方で起きた凄惨な殺人事件の調査に赴く。そこで親を亡くし怯えるビル少年と出会った彼は、母から読み聞かされた御伽噺を聞かせる……。
異なる時代のニューヨークから“中間世界”にやってきたエディとスザンナ。“旅の仲間”を得たローランドは、2人をガンスリンガーに育てあげるべく修行を開始した。ある日、凶暴化した巨大なクマとの死闘を経て、“暗黒の塔”へと導いてくれる“ビーム”の道を発見する。その一方で彼は、見殺しにしたジェイク少年への罪悪感で、着実に心を蝕まれていく。そしてジェイクもまた、生々しい死の記憶に苦しめられていた…。
運命によって結束した真の仲間〈カ・テット〉となったローランドたち。人の言葉を理解する小動物オイも加わり旅路は続く。やがて彼らは、荒地を疾走する超高速モノレール〈ブレイン〉の存在を知るが……。
その島には何かがいるー事故で片腕を失い、孤島に移住したエドガーは、突如、絵を描く衝動に襲われた。意思と関わりなく彼の手が描いたのは、少女と船の絵。これは何を意味するのか。夜ごと聴こえる謎の音は何か。そして島に建つ屋敷が封じる秘密とは。巨匠が久々に放つ圧巻のモダンホラー大作。恐怖の帝王、堂々の帰還!
あの名作『シャイニング』の続編、堂々の日本上陸 『シャイニング』に描かれた惨劇から30年。ダニーを再び襲う悪しきものども。異能力「かがやき」を持つ少女とともに彼は敵に挑む。
忌まわしい地に巣食う、忌まわしい者たち。彼らをとめるのが、わたしたちの使命ー“かがやき”を武器に、わたしたちは立ち上がる。世界一の物語作家によるエンタテインメント巨編。