小説むすび | 著者 : タラ・T・クイン

著者 : タラ・T・クイン

富豪一族の秘密の子富豪一族の秘密の子

あなたと娘と過ごしたい。 せめて最後のクリスマスだけは。 彼の名前も、教えられた電話番号も、すべて偽りだった……。 1年前、ハンサムで魅力的なノーラン・フォルテと恋に落ち、 夢のように楽しいクリスマスを過ごした大学生のリジー。 仕事で一時的に滞在していただけの彼が去った数週間後、 予期せぬ妊娠がわかり、リジーは慌てて彼に連絡を取ろうと試みた。 しかし電話はつながらず、絶望に打ちひしがれながらも、 出産を決意した彼女は苦労の末に大学を卒業し、娘を産んだのだった。 季節はめぐり、再びクリスマスシーズンが訪れたある日、 リジーの家にいきなりノーランが現れ、彼女に詰め寄った。 「僕が君の人生を狂わせたと聞いたが、どういうことだ?」 大御所タラ・T・クインが、若き苦労人のリジーを主人公に描く、切ないシークレットベビー物語です。実は富豪一族フォーチュン家出身のノーランは、銀行の取締役を務める億万長者。人生を謳歌すべく余暇は偽名を使い、一人の女性には縛られないつもりが……。

さよならは愛し子のためにさよならは愛し子のために

昨日まで見も知らぬ人だったのに、 なぜ彼の愛を切望してしまうの? 「ぼくはクレイグ・ハーモン。あなたの子どもの父親です」 突然かかってきた電話に、アメリアは顔面蒼白になった。 かつて恋人からひどい仕打ちを受けた彼女は、 結婚はせずに人工授精で子どもを持つという道を選んだ。 そのドナーとなったのが、会ったこともない医師のクレイグだった。 彼はなぜ会いたいと言ってきたの? まさか、おなかの子を奪うため? だが、自分の遺伝子を持つ子が愛されて育つことを確かめたいと彼は言う。 「安心さえできれば、永遠にあなたの前から消えます」 そう聞いて、数日後、アメリアはクレイグと対面したが、 彼女が独りで産み育てると知るや、彼は近くで見守りたいと言いだし……。 大ベテラン作家のタラ・T・クインが、HQイマージュに登場! 端麗な容姿のみならず人柄まで魅力的なクレイグですが、そんな彼には、子どもに関して苦悩した知られざる過去がありました。感動必至の珠玉作です。

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