小説むすび | 著者 : ダイアナ・パーマー

著者 : ダイアナ・パーマー

不機嫌な恋の種不機嫌な恋の種

世慣れた放蕩富豪と壁の花。 正反対の二人が、恋におちる瞬間。 テキサスの実業家コート・グリヤは美女たちと浮き名を流してきたが、 金目当ての女性に辟易し、身分を隠して親戚の家で休暇を過ごすことに。 そこで隣家のミーナと出会う。化粧もしない地味な彼女をからかうと たちまち犬猿の仲となり、コートはつい不機嫌な態度をとって……。 引っ込み思案なミーナは学校ではいじめられ、家では悪母に虐げられた。 化粧しない習慣は、母の男たちの気を惹かぬようにしていた当時の名残だ。 なのに、隣家に滞在しているコートときたら、無礼で傲慢で頭にくる。 ハンサムで魅力的だけれど、「君は男を望めない」なんて言う人は嫌い! だがある晩、親友に化粧を施され髪を下ろしたミーナを見たコートはーー 9歳で父に捨てられ、苦労を重ねてきたヒロイン。ひょんなことでヒーローに救われ、尊大で皮肉屋と思っていた彼もまた苦労してきたと知り、心の氷が融けだして……。〈ワイオミングの風〉最新作の本作は、〈テキサスの恋〉も関連していますので、乞うご期待!

この愛が見えないこの愛が見えない

言葉を重ねても、信じてもらえず…… 会えなくなって、想いだけが募る。 ありえない。妹の婚約者の義兄がサクソンだなんて! マギーは相手方の富豪一族と顔合わせする妹につき添い、 事故で失明した“ホーク”という気難しい義兄を和ませる役回りだった。 狙った獲物は逃さない鷹ーーホークと彼が呼ばれるのも不思議ではない。 サクソンは目的のためなら手段を選ばない冷徹な実業家だ。 かつてマギーは仕事で出会ったハンサムなサクソンに惹かれたが、 誤解がもとで彼から猛烈な怒りを買ってしまった。 逃げるように田舎に引っ込み、ひっそりと彼を想いつづけてきたのだ。 だが、そんな彼女に、サクソンは有無を言わせぬ鋭い調子で命じた。 「心から反省しているとわかるまで、私の目になってもらう」 8カ月前に視力を失ってから、すでに10人以上のナースを辞めさせ、身内にも恐れられるほど荒ぶるサクソン。以前の彼のように心を許してほしいという、純真無垢なマギーの願いは届くのでしょうか?HQディザイア1900号を記念してお贈りする、貴重な初邦訳作品です。

大富豪と氷上の花大富豪と氷上の花

子守の求人広告を見て、カリーナはこれに懸けるしかないと思った。3年前に墜落事故で両親を失ったが、金メダルという母の夢を叶えるため、カリーナはフィギュアスケーターとして頑張ってきた。だが足首の骨折で選手生命を絶たれた今、経済的にも困窮していた。広告主は、数々の石油会社を経営する大富豪マイカ・トランス。なんとか面接を通り、住み込みで働き始めたカリーナはいつしか、ボスの威厳あふれる態度の下に隠された優しさを知る。彼のことを考えるたびに感じるこの胸の切なさは、いったい何?ある夜、悪夢から覚めたカリーナが寝間着姿でキッチンに行くと、偶然居合わせたマイカが咎めるような視線を向けてきたかと思いきや、無防備な彼女の唇をいきなり奪って…。信心深い家庭に育ったカリーナは、純潔を重んじるまじめな女性。過去のトラウマから男性が苦手だったが、よりによって、かつてないほど男らしい大富豪に恋をしてしまい…。不動の大スター作家が贈る、真冬の甘いシンデレラ・ストーリー!

小公女の追憶の恋小公女の追憶の恋

陰日向になって支えてくれる彼は、 少女だった私の心を奪った人……。 アマンダの人生は、大実業家ジョシュ・ローソンに掌握されていた。 亡き父が遺した会社も、現状は彼が支配している。 アマンダが引き継ぐには、25歳になるか、結婚することが条件だから。 今も、父親を失って傷ついた心を癒やすためにと ローソン家の別荘へ強引に連れてこられ、胸に切なさがよみがえった。 ここは15歳の頃、ジョシュと恋人の睦み合いを見てしまった場所……。 そのときから、年上の彼への憧れを胸の中でひっそりと育ててきた。 二人きりになるたび、アマンダはずっと夢みてきた瞬間を期待したが、 距離が縮まるとなぜか、ジョシュは頑なに一線を引いた。 「純潔は、夫となる男に捧げるべきだ」と言って。 押しも押されもせぬ大スター作家ダイアナ・パーマーの貴重な未邦訳長編をお届けします。1992年にスーザン・カイル名義で書かれた本作は、無垢な乙女が経験豊富な年上の大富豪に導かれ、大人の階段を昇る姿が瑞々しく描かれます。ときめき止まらぬロマンス!

ゆるされぬ愛ゆるされぬ愛

彼の目になって、彼の手を引いて。 二人で一人なのに、誰よりも遠い……。 「ぼくのもとで住みこみの個人秘書になってくれないか?」 失明した世界的大富豪コナーに請われ、エマは複雑な思いでうなずいた。 本当は彼に謝りに来たのだったーー先日、湖上で事故を起こし、 あなたから光を奪ったのは、このわたしです、と。 だがコナーの思いがけない言葉に機会を逸し、言いそびれてしまった。 せめて彼の目の代わりになって、見るものすべてを伝えよう。 そして、日々償いながら、時機がきたら真実を打ち明けるのだ。 けれども時が彼女に与えたのは、愛という名の足かせだった。 わたしには彼を愛する資格なんてない。なのに、彼の唇に抗えない……。 やがてエマの体に妊娠の兆候が現れるが、そう告げる間もなく、 コナーがかねてより外部に調査させていた失明事故の原因が明らかにーー 大スター作家ダイアナ・パーマーが1979年に書いた話題作『ボスに囚われて』を下敷きに、新たなエピソードをふんだんに盛りこんだ完全版長編! 本作にかける思いを綴った作家メッセージが冒頭に掲載されています。人気シリーズ〈テキサスの恋〉の面々も登場。

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