著者 : ダニエル・デフォー
パンデミック到来! 自粛するしか手立てはないのか! ウイルスと人間との攻防を描いた17世紀の記録小説が現代新訳に。 “自粛する”しか手立てはないのか! 17世紀、ロンドンで10万人の死者を出したペスト。都市は閉鎖され、政府は自粛を要請、それでも感染はとまらない。病院は死体であふれだす。ウイルスという見えない敵に恐怖する人々。公文書や膨大な記録を基に再現されたあまりにも現代的な記録小説が、平易でわかりやすい現代語訳で登場! 18世紀に書かれた現代の予言書!
一六三二年、英国に生れた船乗りロビンソンは、難破して絶海の孤島に漂着した。ここから二十八年に及ぶ無人島生活が始まった──。不屈の精神で鳥や亀を獲り、野生の山羊を飼い慣らしてバターやチ -ズを作り、パンまでこしらえてしまう。ところが驚天動地の事態が……。めげない男ロビンソンを通して人間の真の強さを描き、世界中に勇気と感動を与えてきた、冒険文学の金字塔。待望の新訳。
★パンデミックーー見えない恐怖 ロンドンで約10万人の死者を出したペスト大流行の詳細を、当時の公的文書や個人の記録などを基に再現した小説。伝染病の爆発的流行や都市型災害の勃発、その拡大と対策に関する貴重なドキュメントとして、今日も読み継がれている古典である。 現代日本の読者に読みやすいよう、平易な語り口で訳し、さらに原典にはない章分けを加えて、展開や構成をわかりやすくした。 当時のロンドンの詳細な地図や訳注も付して、資料も充実。 群像新人文学賞評論部門を受賞し、文芸批評でも活躍している英文学者による、画期的な新訳。 ・ペストの記憶 ・訳者解説
生まれついての冒険好きがたたり、絶海の孤島にただひとり流れついたロビンソン・クルーソー。その日から、生きるための孤独なたたかいがはじまった。-人間本来の姿がえがかれる、決死のサバイバル・アドベンチャー。