著者 : フィリップ・プルマン
ライラが連れ去られてしまったことを知ったウィルは、二人の天使を伴って彼女を探しにいく。やがてウィルは森の奥深くで、母親に監禁されているライラを発見。ライラは薬によって眠りつづけていた。ウィルは“別世界への窓”を作ることができる神秘の短剣を使ってライラの救出を試みる。しかし、短剣はあっけなく折れてしまったー。冒険ファンタジーの最高峰、いよいよ完結。
やっと再会を果たしたライラとウィル。二人は黄金の羅針盤を頼りに旅を続ける。そして友達を救うべく“死者の国”へと向かう。しかし、それは最愛の守護精霊との悲痛な別れを意味することに。ライラは苦渋の決断を迫られる。一方、アスリエル卿は地上の楽園を求め、共和国建設の準備をすすめていた。アスリエル卿と“天上の王国”との、世界を二分する闘いが今、始まろうとしていた。
不思議な力を持つ短剣で他の世界への窓を切り開き、羅針盤を頼りに旅を続けるライラとウィル。ライラの友だちと話しをするために、ふたりの旅は「死者の国」にまで及ぶ。ライラの担った役割とは一体?そして地上に楽園を求め、共和国建設を目指すアスリエル卿と「教会の権力」との、世界を二分する闘いが、今、はじまる。
オーロラの中に現われた「もうひとつの世界」に渡ったライラは、“スペクター”と呼ばれる化け物に襲われ、大人のいなくなった街で、別の世界からやって来た少年ウィルと出会う。父親を探しているウィルはこの街で、不思議な力を持つ“短剣”の守り手となる。空間を切りさき別世界への扉を開くことのできるこの短剣を手に入れた少年と、羅針盤を持つライラに課せられた使命とは…。気球乗りのリーや魔女たち、そして天使までも巻き込んで、物語はさらに大きく広がっていくー。世界中で大ベストセラー、カーネギー賞受賞の壮大で胸躍る冒険ファンタジーの傑作。