『車輪の下』と同時代の初期短編集。青春の心の動きを類い稀な描写で描いた独自の世界。表題作は蝶の標本を巡る話で昆虫好きの訳者がこれまでの誤訳を詳細に正す。
宗教も国民性も超えて、読むものの魂を共振させる傑作小説、新訳で甦る。
古今東西の書物数万冊を読破し、作家として大成したヘッセが教える、読書の楽しみ方とその意義。ヘッセの推奨する「世界文学リスト」付き。