著者 : ラリー・コリンズ
怒りの核ミサイル(上)怒りの核ミサイル(上)
ソ連のイスラム系共和国の各地で反体制民族運動が激化しつつあった。このまま闘争が広がれば、ソ連は崩壊する。危機感をつのらせた保守派のKGB議長フョードロフは、独断で反体制の波を鎮める策略をめぐらし始める。そんな折、CIAが進める超能力研究の関係者が何者かに殺害されるという事件が起きた。研究の責任者ベニントンは即座に事件の調査を開始する。-やがて、世界を揺るがす陰謀に巻き込まれるとも知らずに…。
怒りの核ミサイル(下)怒りの核ミサイル(下)
フョードロフの計画は恐るべきものだった。まず、過激なイスラム教徒の犯行に見せかけた対米テロ事件を引き起こす。次いで米大統領の感情を操り、テロ事件に対して過剰反応を取らせる。そして、ソ連国内のイスラム系住民の鉾先をアメリカに向けさせようというのだ。計画はついに実行に移された。一方、ソ連の陰謀を知ったベニントンは、危機回避に全力を注ぐが…。『第五の騎手』の共著者が放つ戦慄のサスペンス巨篇。
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