著者 : ロバート・ルイス・スティーヴンソン
スティーヴンソンスティーヴンソン
薬で二重人格化した男の苦悩を描いた怪奇小説『ジーキル博士とハイド氏』ほか、冒険・心理小説、紀行文と幅広いジャンルで活躍したスティーヴンソン。その厳選10編を新訳で収録!傑出した物語作者は今もなお我々を魅了する。
宝島/ジーキル博士とハイド氏宝島/ジーキル博士とハイド氏
巨万の財宝がねむる伝説の宝島探検にむかう一行のゆくてには、恐ろしい海賊の陰謀がまちうけていた。樽の中でのその陰謀を盗み聴いた勇敢なジム少年の大活躍。巨匠スティヴンスンの名を不朽にした海洋険小説の傑作と、身の毛もよだつ二重人格、分身の恐怖を描く『ジーキル博士とハイド氏』の2代表作を、野尻抱影の香り高い名訳でおくる。
自殺クラブ自殺クラブ
人々が寝静まった深夜のロンドン。あらゆる物質的快楽に倦み果てた者たちが集まる秘密のクラブで、世にも残酷な死のゲームが繰り広げられる。享楽の果ての退廃した人間の姿を仮借なくあばき出した表題作のほか、美しい1個のダイヤモンドをめぐって次々に起こる奇怪な事件を描いた「ラージャのダイヤモンド」の2篇を収める。
スティーヴンソン怪奇短篇集スティーヴンソン怪奇短篇集
ヘンリー・ジェームズが「13ページで書かれた傑作」と激賞した「ねじけジャネット」、サマセット・モームが「世界短篇小説百選」の一つにとりあげた「マーカイム」、解剖用死体の盗掘と売買を扱った「死骸盗人」など、鬼気迫る7篇を収録。眠れぬ夜の一服の清涼剤として、ぜひお試しください。ただし、のみすぎにご注意!
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