著者 : 七北数人
生きている安吾は、愉快で、切なくて、底知れない。心優しいガキ大将だった炳五少年が、いかにして作家坂口安吾となったか。Web連載「小説坂口炳五」に大幅増補、ビルドゥングス・ロマンの傑作誕生!
読んで笑って何が悪い?シュールなホラ話「風博士」で登場した文壇の異端児ANGOの抱腹絶倒おバカ短篇傑作選。全集未収録の掌篇「新伊勢物語」を含む全21編。
背徳と愛欲の魔界へ引きずりこむ、異形の物語集。ようこそ、魔物の巣窟へー代表的傑作「桜の森の満開の下」「夜長姫と耳男」から知られざる剣豪・豪傑ロマンまで、安吾エンタメの魅力を再発見!凄まじい破壊力を秘めて、闇の安吾がうごきだす。
戦後無頼派の代表的作家・織田作之助の代表作と、酒にまつわる小説・エッセイ等を多数収録したオリジナル作品集。デビュー作にしてすでに成熟した筆致が文壇を驚かせた「夫婦善哉」ほか、「アド・バルーン」「競馬」「世相」など大阪の風俗と庶民の喜怒哀楽を活写した小説や、死の直前に書かれた「怖るべき女」「可能性の文学」まで、織田文学の真髄に触れる一冊。
戦後無頼派の代表的作家・坂口安吾の代表作と、酒にまつわる小説・エッセイ等を多数収録したオリジナル作品集。戦後の文壇に新風を吹き込んだ「堕落論」などのエッセイはじめ、「白痴」「桜の森の満開の下」などの代表的小説、GHQの検閲により削除された幻のエッセイ「特攻隊に捧ぐ」、安吾、太宰、織田作が女について奔放に語る鼎談「歓楽極まりて哀情多し」収録。
戦後無頼派の代表的作家・太宰治の名作と、酒にまつわる小説・エッセイを多数収録したオリジナル作品集。「桜桃」「ヴィヨンの妻」「東京八景」などの代表作から、太宰、坂口安吾、織田作之助の三人が初めて一堂に会した「現代小説を語る座談会」まで。酔っぱらい同士の放談で意気投合した三人は、その後銀座のバー「ルパン」へ繰り出して…ファン必読の一冊。