著者 : 三川みり
新聖祭の砂糖菓子を作る、大仕事を引き受けた銀砂糖師の少女アン。 巨大な砂糖菓子を製作するため国教会から格安で借りた城は、まさかの幽霊城!? さらに工房長の娘ブリジットが謎めいた美男子妖精を連れ帰ってくるなど波乱の連続で!? 角川ビーンズ文庫版5・6巻の合本に、書き下ろし短編「もしもーーの、おとぎ話」「続・もしもーーの、おとぎ話」「子爵と猫のないしょ話」の三本とキャラクターラフを収録した完全版、第三弾! ※角川ビーンズ文庫版の挿絵は未収録となります。
もう一度夢を追いかけたくなる少女と妖精の心洗われるファンタジー!幸福をもたらす砂糖菓子の作り手・銀砂糖師を目指して、妖精のシャルと旅をする少女アン。今年こそは品評会で認められて銀砂糖師になってみせる!と意気込むけれど、肝心の砂糖林檎が大凶作!自分の分を確保するため、宿敵ジョナスが所属する砂糖菓子工房に下宿しつつ、砂糖菓子のモチーフを探すけれど…!?角川ビーンズ文庫版3・4巻の合本に、書き下ろし短編「秘密」と「おまけの秘密」、キャラクターラフなどを収録した完全版、第二弾!
恋と砂糖菓子が少女と妖精の運命を変えるー!人間が妖精を使役する、ハイランド王国。少女アンは、亡き母のあとを継ぎ、聖なる砂糖菓子を作る特別な砂糖菓子職人ー銀砂糖師になることを決意する。用心棒に美形だが口の悪い戦士妖精のシャルを雇い、王都を目指して旅立つ。心を閉ざしたシャルと近付きたいと願いつつ、品評会に参加しようとするけれど…!?角川ビーンズ文庫版1・2巻の合本に、書き下ろし短編「特別な日」やキャラクターラフなどを収録した完全版!
この一冊で、あなたが笑顔になったら嬉しい。鈴川有季は、職場体験に図書館を選んだ。一緒に実習する森田麻友は、隣のクラスだが記憶にない。まして繊細で無口な女の子と話すきっかけなど考えつくはずもなかった。ところが、時代小説『さぶ』が二人の距離を近づけることに……。一方、年の離れた「友だち」である七曲老人が引き籠もりになってしまう。彼の心の扉を開くため、有季はある本を届けるが─人と本を繋ぐ物語。
風光明媚な尾道に暮らす中学2年の鈴川有季は、ある日、奇妙な自動販売機を発見。100円玉を投入すると、大量の本と、その後ろから老人が現れた。本に埋もれた屋敷を終活整理する目的で始めたらしい。しかし、「どんな本にだって、救われたり感動する奴はいる」と熱弁する彼の言葉に有季の人生が動き出すー少年と、本をこよなく愛する老人との出会いを通して描く友情と恋と家族の物語。
都会の路地裏にひっそりと佇む「神楽坂西洋館」。不思議な縁で、泉は植物を愛する無口な大家・陽介や個性あふれる下宿人たちと一緒に暮らすことに。陽介との距離が縮まりつつなかなか先に進めない泉だが、そんな中、身近にある草花を見ただけで人の悩みを察知できる陽介の下には相変わらず次々と問題が持ち込まれる。ついには彼の過去を知る人物も現れて…?“あなたの居場所”はここにある、心がほっと温まる下宿物語。
都会の喧騒を忘れられる町、神楽坂。婚約者に裏切られた泉は路地裏にひっそりと佇む「神楽坂西洋館」を訪れる。西洋館を管理するのは無愛想な青年・藤江陽介。彼にはちょっと不思議な特技があったー。人が抱える悩みを、身近にある草花を見ただけで祭知し解決してしまう陽介のもとには、下宿人たちから次々と問題が持ち込まれて…?植物を愛する大家さんが“あなたの居場所”を守ってくれる、心がほっと温まる物語。