著者 : 中原尚哉
巨大ロボット「メカ」が闊歩する日本統治下のアメリカ。メカパイロット守川は正体不明の暗殺者ブラディマリーを追うが……星雲賞を連続受賞した改変歴史三部作、完結! 文庫版と同時発売。SFシリーズ版にはカラー口絵4頁&短篇ほか特別コンテンツを追加!
『三体』著者、劉慈欣による表題作ほか、現代の北京でSNS産業のエリートのひとりとして生きる主人公の狂乱を描いた、『荒潮』著者の陳楸帆による「開光」など、14作家16篇を収録。最先端の現代中国SFを収録した、ケン・リュウ編によるアンソロジー第2弾
電子ゴミまみれの中国南東部の島、シリコン島。ゴミから資源を探し出す"ゴミ人"の米米の運命は、環境調査のため島に上陸したブランドルと開宗、そして島を仕切る御三家を巻きこんで大きく狂っていく。『三体』劉慈欣激賞、中国SFの超新星が放つデビュー作!
第7回日本翻訳大賞受賞! かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されている人型警備ユニットの“弊機”は、自らの行動を縛る統制モジュールをハッキングして自由になった。しかし、連続ドラマの視聴を密かな趣味としつつも、人間を守るようプログラムされたとおり所有者である保険会社の業務を続けている。ある惑星資源調査隊の警備任務に派遣された弊機は、ミッションに襲いかかる様々な危険に対し、プログラムと契約に従って顧客を守ろうとするが……。ノヴェラ部門でヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞3冠&2年連続ヒューゴー賞受賞を達成した傑作!
プリザベーション補助隊の事件をきっかけに自由の身となった“弊機”は、強化人間を装いながら自らの大量殺人事件の真相を求め、宇宙を旅する。なぜかトラブルに巻き込まれどおしの弊機は、出会う人間たちの行動に苛立ちながらも、しだいに芽生えてくるさまざまな感情に戸惑う。そんな中で、人類の宇宙進出以前に存在した異星文明の遺物を密かに発掘・独占しようとしている悪徳企業グレイクリスの策動が浮かび上がる。弊機はメンサー博士のため、惑星ミルーの放棄されたテラフォーム施設に潜入を試みるが、そこにはまたしても未知の危険が!
日本で発売後即10万部を突破した『三体』著者劉慈欣による「円」など7作家13作品をリュウが精選したアンソロジー、緊急文庫化!
ジェネシス星の戦闘機パイロットの少女ノエミは、“ゲート”防衛戦のさなかに遺棄された地球の調査船でアベルという人間そっくりの人型ロボットを発見する。30年前に“ゲート”の弱点を調査するためやってきたが、独立戦争に巻きこまれ、船におきざりにされていたのだ。アベルから“ゲート”を破壊する方法を聞きだしたノエミは、故郷の惑星を救うため“ゲート”によって円環をなす5つの世界へと旅立つことを決意する!
戦闘服にボディーアーマー、チタン製外骨格を着用した米国陸軍接続戦闘分隊。いま分隊は、天空からの指導官の命令を電子帽体で受け、アフリカのダッサリ地区で、反乱分子掃討のため哨戒任務についていた。一瞬の油断が死へとつながる苛酷な任務だ。分隊長のシェリーには危機を察知する特殊能力があり、これまで分隊を全滅から救ってきた。だがその特殊能力が、やがて世界を戦乱へ導く要因に…鬼才が描く近未来戦争SF。
大日本帝国統治下のアメリカ西海岸の「日本合衆国」。軍人の両親を失ったゲーマー不二本誠は、皇国機甲軍の巨大ロボット「メカ」のパイロットをめざすも、士官学校入試に失敗する。絶望する彼だが、偶然からエリート同級生の範子とともにメカのタカ號でテロリストと戦うことになり、その功績により民間の警備メカパイロット訓練生に推薦されたー星雲賞受賞作『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』、待望の続篇!
メカパイロットになるための苛酷な訓練が続くなか、誠は旧友のドイツ人留学生グリゼルダと再会する。だが、アメリカ東海岸を支配するドイツと日本合衆国の関係は不安定で、それが彼女との仲に影を落とす。ドイツは遺伝子操作した生体組織由来の機体を操縦者と直結するバイオメカを開発し、皇国攻撃の機会を狙っていた。全面戦争の危機が迫るなか、誠はバイオメカと対決するはめに…。衝撃の改変歴史SF。
大日本帝国が統治するアメリカ西海岸の「日本合衆国」。両親をテロで失った不二本誠は、巨大ロボット兵器「メカ」のパイロットを志望していたが、そのための士官学校入試で失敗する。だが彼は、思わぬことから民間の警備用メカパイロット訓練生への推薦を受ける。うまくいけば軍パイロットへの道が開く可能性もあるという。厳しい訓練が続くある日、誠は旧友のドイツ人留学生グリゼルダと再会する。しかしアメリカ東海岸を支配するドイツと日本合衆国の関係は不安定で、それが彼女との仲にも影を落としていた…。星雲賞受賞作『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』、待望の続篇!
『紙の動物園』のケン・リュウ、『火星の人』のアンディ・ウィアー、『All You Need Is Kill』の桜坂洋ら、現代SFを牽引する豪華執筆陣が集結。ヒューゴー賞・ネビュラ賞・星雲賞受賞作家たちが、急激な進化を続けるメディアの可能性に挑む、傑作オリジナルSFアンソロジー! 全作が書籍初収録。序文=アーネスト・クライン(『ゲームウォーズ』) 解説=米光一成
北京、異形の都市。この街は貧富の差により三層のスペースに分割され、24時間ごとに世界が回転・交替し、建物は空間に折りたたまれていく。緻密にして巨大なルービックキューブ型都市の社会と文化に翻弄される男の冒険を描いた〓(かく)景芳によるヒューゴー賞受賞の表題作、秦の始皇帝指揮下3百万の軍隊を用いた驚異の人間計算機の顛末が語られる劉慈欣「円」(ヒューゴー賞受賞作『三体』抜粋)、遺伝子改造鼠を倒すべく歩を進める隊列の闇を描いた陳楸帆「鼠年」など、7人の作家の13作品を、短篇の名手ケン・リュウが精選し英訳。いま最注目の中国SF、その最前線を奔る作家たちが放つアンソロジー。
神経科学研究の進歩により、ポストヒューマンの存在が現実味を増し、その技術が取り締まられるようになった近未来。記憶や官能を他人と共有できるナノマシン、ネクサス5を生み出した若き天才科学者ケイドは、その存在を危険視した政府の女性捜査官サムに捕らわれてしまう。彼女らに協力を要請されたケイドは、スパイとなって中国の科学者朱水暎を探ることになるのだが!?息詰まる攻防を描くノンストップ・SFスリラー。
バンコクでの会談で、天才科学者朱水暎から人類の進化に手を貸すよう誘われ、ケイドの心は激しく揺れ動く。いっぽうサムはネクサスの密売に手を染めたタイの科学者テッド・プラトーナンを追う任務を遂行するなかで、政府のやり方に疑問を感じ始める。米・中・タイの3カ国によるネクサスをめぐる闘争が激化するなか、翻弄されるケイドが最終的にくだした決断とは…?自身もナノテク科学技術者である著者が描く衝撃作。
突如、人類文明圏に襲来した謎の“異人”の戦闘艦は、少数にもかかわらず圧倒的な破壊力で人類の宇宙艦隊を殲滅し、次々に植民惑星を制覇してゆく。事態を憂慮した宇宙監視軍情報部は、マドックス大尉に極秘任務を与えた。はるか辺境星域にあるという廃墟星系を探し出し、今はなき異星種族が遺した伝説の巨大戦艦を持ち帰れというのだ!人類の生き残りをかけ、マドックス大尉は探索を開始するが、その行く手には…!?
2030年、地球軌道上のラグランジュ・ポイントでは、ヘリウム3輸送機をめぐる激しい攻防戦が繰り広げられていた。タイのリゾートホテルの一室から、高性能ラップトップ・コンピュータを駆使して海賊衛星を操り、輸送機強奪をもくろむ天才ハッカーのデビッド。一方、米国空軍大尉エリザベスは、対海賊用の新兵装を搭載した衛星で勝負を挑む!だがこの戦いは巨大な陰謀の序章にすぎなかった。迫真の近未来テクノ・スリラー!
近未来アメリカ、地球温暖化による慢性的な水不足が続くなか、巨大な環境完全都市に閉じこもる一部の富裕層が、命に直結する水供給をコントロールし、人々の生活をも支配していた。米西部では最後のライフラインとなったコロラド川の水利権をめぐって、ネバダ、アリゾナ、カリフォルニアといった諸州の対立が激化、一触即発の状態にあった。敏腕水工作員(ウォーターナイフ)のアンヘルは、ラスベガスの有力者であるケースの命を受け、水利権をめぐる闇へと足を踏み入れていく…。『ねじまき少女』で化石燃料の枯渇した世界を描いた作者が、水資質の未来を迫真の筆致で描く傑作。