著者 : 中野善夫
欲しいのは、変化、休息、人生。 女性初のピューリッツァー賞作家であり、19世紀末から20世紀にかけてのアメリカ文学史上に名高い、〈短編の名手〉ウォートンによる、本邦初訳を含む待望の作品集。 予想もつかない展開と結末。 豊かな教養と想像力が生んだ、極上の14作。 【目次】 満ち足りた人生 夜の勝利 鏡 ビロードの耳当て 一瓶のペリエ 眼 肖像画 ミス・メアリ・パスク ヴェネツィアの夜 旅 あとになって 動く指 惑わされて 閉ざされたドア 〈幼子らしさの谷〉と、その他の寓意画 訳者あとがき 満ち足りた人生 夜の勝利 鏡 ビロードの耳当て 一瓶のペリエ 眼 肖像画 ミス・メアリ・パスク ヴェネツィアの夜 旅 あとになって 動く指 惑わされて 閉ざされたドア 〈幼子らしさの谷〉と、その他の寓意画 訳者あとがき
残念ながら自分には いささか陰鬱な傾向があるに違いないーー 英国屈指のユーモア作家に隠された、もう一つの顔。 ユーモア小説『ボートの三人男』で知られるジェローム・K・ジェロームによる異色作品集。 西洋骨董のように古風な趣と気品をそなえた、知られざる逸品の数々。 心和ませる幽霊小説、冷たく怖い怪奇小説、優しく美しい幻想小説、不思議な現代ファンタジイ、数千年の時を跨ぐケルト・ファンタジイ等々、多彩な味わいの奇譚17篇を収録。 1篇ごとに異なる魅力の、世にも稀なる短篇小説集。 【目次】 食後の夜話 ダンスのお相手 骸骨 ディック・ダンカーマンの猫 蛇 ウィブリイの霊 新ユートピア 人生の教え 海の都 チャールズとミヴァンウェイの話 牧場小屋(セター)の女 人影(シルエット) 二本杉の館 四階に来た男 ニコラス・スナイダーズの魂、あるいはザンダムの守銭奴 奏でのフィドル ブルターニュのマルヴィーナ 訳者あとがき 食後の夜話 ダンスのお相手 骸骨 ディック・ダンカーマンの猫 蛇 ウィブリイの霊 新ユートピア 人生の教え 海の都 チャールズとミヴァンウェイの話 牧場小屋(セター)の女 人影(シルエット) 二本杉の館 四階に来た男 ニコラス・スナイダーズの魂、あるいはザンダムの守銭奴 奏でのフィドル ブルターニュのマルヴィーナ 訳者あとがき
ル=グウィンがトールキンらと並べ名文家として名を挙げた、ケルトの魔法を歌う詩人にして神智学者である作家、ケネス・モリス。ダンセイニよりも神秘主義的と評されるその幻想小説を百年の時を経て集成した本邦初の単行本。
死後に同一人物であることが明かされた二人の作家、フィオナ・マクラウドとウィリアム・シャープ。蘇生するケルトの息吹、悲哀と慈愛のロマンス、哲学的な思索の旅…神秘のヴェールに包まれた伝説の作家の知られざる名作幻想小説20篇。
ダンセイニの人気シリーズ、待望の邦訳。初老の紳士ジョーキンズがウィスキーを片手に、実話と称して語り出す若かりし日の思い出。香り豊かで軽やかなテイスト、心地よい後味にほろ酔い気分。どこから読んでも楽しめる愉快な短篇23作。
本書は怪奇小説、それも英国の古風な、それでいて少しひねくれた、変わった味の作品を中心にまとめたアンソロジーである。不思議な話、奇怪な話、そして怖い話の…。ベンスンら巨匠の知られざる名品から、通を唸らせるウェイクフィールドら名手の逸品、奇妙な味わいの珍品、そして極めつきの恐怖譚まで、本邦初訳作を中心に22編を厳選。古雅にして多彩な怪奇小説をご賞味あれ。