著者 : 亀井よし子
ハロルド・フライがイギリスの端から端まで歩いて会いにくると知ったクウィーニー・ヘネシーはショックを受ける。手紙には、もう何日も生きられないと書いたはず。動揺するクウィーニーに、ホスピスのシスターがもう一度彼に手紙を書くことを勧める。ただし今回はハロルドにすべてを打ち明けねばならない。キングズブリッジを逃げ出して20年、その間ずっと隠しつづけてきた秘密を打ち明けることが過去を償うことになる・・・・・
2014年本屋大賞「翻訳小説部門」第2位! 2012年ナショナル・ブック・アワード新人賞受賞! 65歳の男が、20年前に同僚だった女性のお見舞いをしたくて、1000キロの道を歩き始める。世界36ヵ国が涙したロードノベル!
幼なじみの人権弁護士、マーク・ダーシーとようやく結ばれ、二人の子どもにも恵まれて何ひとつ不自由ない生活を送るブリジット。しかし、幸せいっぱいの家族に突如とんでもない不幸が襲いかかった。最愛の夫マークが紛争地帯で事故に遭い、急逝。もう二度と恋なんてできないと思っていたブリジットは、ツイッターで二十歳も年下の男性、ロクスターと出逢うのだがー。おっちょこちょいで失敗ばかり、悩みは尽きないけれど、それでも前向きに進んでいくブリジットがとびきり魅力的。涙と笑いに満ちた、心揺さぶるジェットコースター・ストーリー。世界中の女性が共感するビタミン小説の決定版!待望の続編!
もう恋なんてしないと思っていたーのに!?フォロワー数に一喜一憂。ツイッターで年下の男の子に夢中になったブリジットの恋の行方は?世界中で愛されたベストセラー、待望の続編!
ロンドンの出版社に勤めるブリジット・ジョーンズは30代前半、独身。目下、最大の目標は節酒、禁煙、ダイエット、内面の安定と充実。だが、郊外の実家では両親は熟年離婚の危機まっただなかで、ブリジットにはボーイフレンドのひとりもいない。あこがれの上司、ダニエルと個人的なメールのやりとりをするようになったものの、関係は危険な予感につつまれていてー。世界中の女性が共感したロングセラーシリーズ、ここに誕生!
恋人との関係にはライバルの登場により暗雲が垂れこめ、親友とは大げんか。募る淋しさをまぎらわすため、ブリジットは南国ビーチでのバカンスに出かけた。しかし、現地でもトラブル続き、帰国も危ぶまれるような事態に陥ってー!?ちょっと天然で失敗ばかり、がっくり落ち込んでたがを外しすぎちゃうこともあるけれど、前向きに生きるブリジット。世界中の女性たちに最大級の賛辞で受け入れられた、等身大の傑作ラブコメ。
“ばんざーい!荒れ野をさまよう不毛な歳月はもう終わり。これでわたしは“愛に見放された社会ののけ者”じゃないことが証明されたのだ!”とびきり素敵な恋人と愛を育み、すっかり有頂天になっていたブリジット。しかし、彼女の眼前に強烈なライバルがあらわれた!スタイル抜群、お金持ちのお嬢さんで、しかもばりばり仕事をこなす女性の登場に、ブリジットの不安は募る一方。さらには彼の煮え切らない態度に翻弄されて…。
イギリス西部の田舎町・パグフォードで地方自治組織議会の議員、バリーが突然亡くなった。議席に「カジュアル・ベイカンシー=突然の空席」が生じ、選挙が始まる。隣町との町境に、「フィールズ」という低所得者向け公営住宅が建つが、選挙如何では、フィールズへの支援は途絶えるのだ。そして様々な本音が明らかに…。
突然の空席が生じた議席に立候補したのは3人。選挙活動が続く中で、さまざまな「戦い」が明らかになる。「子ども同士」「富裕層と貧民層」「嫁姑」「親子」「恋人同士」-。町の人々の欲望が明らかになり、ぶつかり、濁流となって衝撃と感動のラストへ!稀代のストーリーテラーがどうしても描きたかった物語がここにある。
65歳の定年退職者ハロルド・フライは、癌で死にゆく友人に、ただお見舞いとありがとうを伝えるために1000キロの道を手ぶらで歩き始めた。本当は手紙を出すつもりだったのに、実際に会って伝えるべきだと思って……。 道中の心温まる感動的エピソードの数々、すっかり蓋をしてもう触れることのないハロルドの悲しい秘密……。 胸を打つ長編小説! 定年退職した65歳の男が、20年前に同僚だった女性のお見舞いをしたくて、ただただありがとうを伝えたくて、1000キロの道を歩き始める。 去来する人生の苦い記憶と“秘密”を踏み越えながら。 そして巡礼の最後に訪れる、深く静かな感動の救済ーー ナショナル・ブック・アワード新人賞受賞作 世界36ヵ国が涙したロードノベル! 自分はいまこの目に映るものの外側にいると同時に内側にもいる、この目に映るものとつながっていると同時にそういうものを突き抜けようとしている。 歩くとは、じつはそういうことなのだ。(中略) 携帯電話などなくてもかまうものか。あらかじめルートを考えなかったから、あるいは道路地図を買わなかったからといって、それがどうした。 自分には別の地図がある。頭の中にある地図が。 これまでに通ってきたすべての場所、これまでに出会ったすべての人からなる地図が。(本文より) (原題) THE UNLIKELY PILGRIMAGE OF HAROLD FRY
一見のどかなイギリスの町パグフォード、ある男が40代の若さで死んだ。その死をきっかけに立て続けに起こる事件の連鎖…。普通の人々の内面が次々と暴かれてゆく。次の場面がどうなるか気になって、読み出したら止まらない。小さな出来事が集まってやがて大きな流れとなり、最後は奔流となって胸を締め付ける結末へ。強く、そして深く、あなたの心に届くー小さな町の大きな物語。
人は誰でも心に空席がある…きっと忘れられない読書体験になる!胸を締め付けられる結末へ強く、そして深く、あなたの心に届くー米英ほか9ヵ国でベストセラー。
19世紀末、封建的時代のスウェーデン。貧しさゆえに12歳で農園に奉公に出されたハンナは主人の息子に強姦され、13歳で母親になる。苛烈な差別と過酷な労働にも耐え、息子を明るい子に育てるハンナ。彼女が産んだヨハンナも、奉公先の医師一家に虐待され社会主義に傾倒しながら、豊かになっていく社会と女の地位とのギャップに苦しむ…。-あまりに残酷な運命を生きた、北欧の美しい大地の女たち。母娘の、夫婦の、気高い愛が激動する時代を背景に光を放つ「希望の書」。
ヨハンナに続くアンナは、学歴と名声と豊かさを手に入れた。しかし、夫の不倫に悩み、ついには別居を決意する。自分自身を取り戻すため、母親と祖母の生きた時代を旅してみようと決意するアンナ。そこには信じられない事実と、連綿と続く愛の系譜があった…。「母の不幸は愚かだったことではない。言葉を持っていなかったことだ」。時代と運命の渦に翻弄された3世代の女たちが、断絶と和解を繰り返しつつ、心のなかに安息の地を見つけ出すまでを描いた「現代人必読の書」。
“暴力、言葉、そして希望に取り憑かれた”作家、ドロシー・アリスン。暴力が日常的である家庭に生まれついた少女ボーンをいきいきとした語り口で描き、フィクションの癒しの力を証明した、全米ロングセラー作。性的虐待に蝕まれた少女のこころ-暴力の日々を生き抜いた著者が半自伝的に綴った処女小説。
90年代の“青春のバイブル”ここに誕生。家庭崩壊、性的虐待、ドラッグ、暴力…様々な問題を抱える現代アメリカ社会で、ハイスクールのバスケットボール・チームを舞台に繰り広げられる感動の物語。