著者 : 井波陵一
『紅楼夢』の世界『紅楼夢』の世界
ファッション界の巨人ヴィヴィアン・ウエストウッドが「私を変えた名作」に挙げたことでも知られる、18世紀口語小説の最高峰『紅楼夢』。『新訳 紅楼夢』(読売文学賞研究・翻訳賞)の訳者である著者が、作中の様々なエピソードを取り上げながら、人間の関係性を根底的に描いた作品の魅力を語りつくす。『紅楼夢』はなぜ書かれたのか、そしてその存在意義とは。
新訳 紅楼夢 第7冊 第101〜120回新訳 紅楼夢 第7冊 第101〜120回
「悪霊がいる」と噂がたつほど寂れきった大観園。勢いを失った賈家にとどめを刺すかのように、一族の過去の不正が次々に摘発される。失意のうちにおばあさまが亡くなり、王煕鳳も病死。混乱の中で、宝玉は再び太虚幻境を訪れ、少女たちの来歴と結末を悟るー。深い寂寥感と微かな希望とー不朽の名作、ついに完結!
新訳 紅楼夢 第6冊 第81〜100回新訳 紅楼夢 第6冊 第81〜100回
海棠の狂い咲きをきっかけに、通霊宝玉が失せ、貴妃元春が亡くなり、賈家の没落は現実となり始める。不安に駆られたおばあさまが宝玉の結婚相手として選んだのは、なんと黛玉ではなく宝釵だった。挙式の最中、思い出のハンカチを焼き捨てながら、ついに黛玉はー。
新訳 紅楼夢 第2冊 第17〜31回新訳 紅楼夢 第2冊 第17〜31回
皇妃となった元春の里帰りのために、贅の限りを尽くして造営された「大観園」。やがてそこに移り住む少女たちは、それに先立ち、なぜか揃って悲惨な未来を暗示する謎々を作るー。いよいよ本領発揮、いよいよ本領発揮、林黛玉の繊細な魅力にも注目!
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