著者 : 佐竹美保
夏休み、魔法界の人気スポーツ、クィディッチのワールドカップが開催される。ハリーはロンの家族と一緒にスタジアムで決勝戦を観る。しかし、興奮冷めやらぬ夜、空に闇の印が!?そして、ホグワーツ魔法魔術学校では、三大魔法学校対抗試合が100年ぶりに開催される。各校の最もすぐれた代表選手を選ぶ「炎のゴブレット」は、なぜか選ばれるはずのない選手の名を告げる。開始前から何やら不穏な空気が…。
三大魔法学校対抗試合の第一の課題は、ドラゴンから金の卵を奪うこと。第二の課題は、湖の深い底から大切なものを取り戻すこと。ハリーは、代表選手の一人として、つぎつぎと命がけの難題に挑戦していく。しかし、その舞台裏では何やらあやしい影がうごめいている。なぜ、ハリーが代表に選ばれたのか?ついに第三の課題である迷路をクリアしようとするとき、正体を現すものとともに、その真実が明かされる。
女王・卑弥呼の密命を受け、東の情勢を探る旅に出た少年ワカヒコは、旅の途中、とある村の守り神である巨木を伐り倒そうとする“クナ王の使い”なる者に出くわす。クナ国といえば、ワカヒコの父・ススヒコが幼き頃、悪名高い暴君を倒し、人々を悪政から救ったという、あの国だ。そのクナ国に、いつの間に新王が立ったのか。巨木を求める新クナ王の野望とは?ナカツクニ邪馬台国とクナ国の決戦の幕が切って落とされる!
ロンドン郊外の街角で、ある晩、額に稲妻形の傷を持つ赤ん坊が、一軒の家の前にそっと置かれる。その子、ハリー・ポッターは、俗物のおじ、おばに育てられ、同い年のいとこにいじめられながら、何も知らずに11歳の誕生日を迎える。突然、ハリーに手紙が届く。それはホグワーツ魔法魔術学校への入学許可証だった!キングズ・クロス駅の9と3/4番線から汽車に乗り、ハリーは未知の世界へ旅立つ。
夏休み、ハリー・ポッターは、いじわるなダーズリー家のもとから救出され、親友のロンの家に移る。初めて魔法使い一家の生活にふれ、毎日驚くことばかり。しかし、魔法魔術学校2年生の新学期が始まったとたん、次々と起こる怪事件に、学校中が恐怖におちいる。石にされた猫、ハリーだけに聞こえる不気味な声。書き残された「秘密の部屋は開かれたり」という文字。ホグワーツの恐ろしい伝説がよみがえる。
ハリー・ポッターは13歳の夏休み、恐ろしい監獄アズカバンから、凶悪犯が脱獄したというニュースを聞く。新学期のホグワーツ魔法魔術学校では、脱獄犯を追う吸魂鬼たちがうろつく。ハグリッドのペットが、ドラコにけがをさせ大問題に。ハーマイオニーの猫は、ロンのネズミをつけねらい、おかげで二人は大げんか。ハリーにつきまとう死神犬の影。凶悪犯はハリーの命をねらっている!?
“鬼道を事とし、よく衆を惑わ”す女王・卑弥呼は、ひそかに苦悩していた。このナカツクニ(邪馬台国)は大きくなりすぎたー。人々を養うためには東の国との貿易が不可欠。しかし、東に向かった船団は、海霧に姿を隠した巨人に襲われ打ちしずめられたという。卑弥呼の命を受けた少年ワカヒコは巨人が棲むという東の国、蓬莱国の秘密を探る旅に出た。
3世紀初頭、弥生時代最後期。瀬戸内海沿岸部の集落のひとつ、ウクイ村には暗い影がさしていた。卑弥呼の治める女王国に従わず、近隣諸国から税を取り立てるクナ国は、過去のある出来事を盾に、数年置きに生口(奴隷)として少年少女をさらっていく。一度クナ国に連れられた者は、二度とウクイの土を踏むことはなかった。今年がその年。12歳となった少年ススヒコは、幼馴染の少女ツナテが生口となることを知り、自らも名乗りをあげ、クナ国へ向かう。一方、漢土からの使者・公達は、卑弥呼から意外な依頼を受ける。それは、クナ国の暴君にして自身の弟、ハヤスサの討伐だったー。今こそ読みたい!日本のルーツと邪馬台国の謎に迫る、古代冒険小説。
みずからの手で世界を紡ごうとする異端の“魔女”のイメージをまとうヒロインたち。『リューンノールの庭』や『8分音符のプレリュード』の松本祐子が描く創作ファンタジーをあなたに。