小説むすび | 著者 : 円居挽

著者 : 円居挽

恋墓まいり・きょうのはずれーー京都の“エッジ”を巡る二つの旅恋墓まいり・きょうのはずれーー京都の“エッジ”を巡る二つの旅

京都を舞台にこれまで多数の著作を発表してきた気鋭の小説家・花房観音(代表作:『女の庭』、『花びらめくり』、『愛欲と情念の京都案内 魔の潜むこわ〜い街へようこそ』他)と円居挽(代表作:『河原町ルヴォワール(ルヴォワールシリーズ)』、『京都なぞとき四季報 町を歩いて不思議なバーへ』他)による書き下ろしアンソロジーが刊行!観光客も地元の人も馴染みのない京都の中心部をぐるっと囲む郊外=洛外を舞台に、かたや、女はかつて付き合った男たちを、かたや、男は一人の女を探しに縦横無尽にまちをめぐり、弧を描きながら物語が繰り広げられます。また、本書は単に小説を“読む”だけではなく、“読みながら歩く”ことを推奨しています。気鋭の映画監督・遠山昇司らマジカル・ランドスケープ研究会が二人の作家とコラボして、フィクションの中に登場する風景(モニュメント、ランドスケープ)のみならず、京都の洛外を端的に表すような場所を写真や地図(QRコード付)、テキストで紹介しています。本書は、今までありそうでなかった「まちあるきしながら読む小説」なのです。※本書は、京都市の劇場「ロームシアター京都」が企画製作するアートプロジェクト「CIRCULATION KYOTO-劇場編」の一作品として誕生しました。花房観音:1971年生まれ、小説家、京都市在住。2010年「花祀り」にて第一回団鬼六賞大賞を受賞しデビュー。その後、京都を舞台に五人の女の業を描いた『女の庭』が話題に。他にも『愛欲と情念の 京都案内 魔の潜むこわ〜い街へようこそ』などエッセイを含む著書多数。円居挽:1983年生まれ、小説家。京都大学推理小説研究会出身。2009年『丸太町ルヴォワール』でデビュー以後、「烏丸」「今出川」「河原町」と続く「ルヴォワール」シリーズを発表。他にも『キングレオの冒険』『京都なぞとき四季報 町を歩いて不思議なバーへ』など著書多数。写真:田村尚子 ・本書の読み方・恋墓まいり 花房観音・京都の洛外をめぐるマジカル・ランドスケープ[伏見区・右京区・北区]・洛外を読み解くコラム1『Lonely Planet Kyoto』 惠谷浩子・洛外を読み解くコラム2『マジカル・ランドスケープ in 京都』 遠山昇司・洛外を読み解くキーワード1『校歌に映る土地の風景』 マジカル・ランドスケープ研究会・きょうのはずれ 円居挽・京都の洛外をめぐるマジカル・ランドスケープ[北区・山科区・西京区]・洛外を読み解くコラム3『水の円環と京都』 福島幸宏・洛外を読み解くキーワード2『ミニコミ誌から見える地域性』 福島幸宏・洛外を読み解くコラム4『サーキュレーションキョウト』 影山裕樹・CIRCULATION KYOTO について

語り屋カタリの推理講戯語り屋カタリの推理講戯

著者

円居挽

出版社

講談社

発売日

2018年2月22日 発売

「君に謎の解き方を教えよう」少女ノゾムが、難病の治療法を見つけるために参加したデスゲーム。条件はひとつ、謎を解いて生き残ること。奇妙な青年カタリは、彼女に“Who”“Where”“How”などにまつわる、事件を推理するためのレクチャーを始める……!広大な半球密室、水に満たされた直方体、ひしめく監視カメラ、燃え上がる死体。生き残るには、ここで考えるしかないーー。 「正解だ、ご褒美をあげよう」 生存確率1%の推理ゲームーー 考えることは、生きることだ。 「君に謎の解き方を教えよう」 少女ノゾムが、難病の治療法を見つけるために参加したデスゲーム。 条件はひとつ、謎を解いて生き残ること。 奇妙な青年カタリは、彼女に“Who”“Where”“How”などにまつわる、事件を推理するためのレクチャーを始める……! 広大な半球密室、水に満たされた直方体、ひしめく監視カメラ、燃え上がる死体。 生き残るには、ここで考えるしかないーー。 フーダニット・クインテット ハウダニット・プリンシプル ワイダニット・カルテット ウェアダニット・マリオネット ウェンダニット・レクイエム ワットダニット・デッドエンド

今出川ルヴォワール今出川ルヴォワール

著者

円居挽

出版社

講談社

発売日

2014年8月13日 発売

いくら心がすれ違っても、この手だけは絶対に離さない。「ルヴォワール」シリーズ第3弾!京都・大怨寺の僧侶が転落死した。殺人容疑をかけられたのはその場に居合わせた御堂達也。嫌疑を晴らすため、彼の母校、越天学園に向かった瓶賀流。そこで出会ったのは達也の死んだ母親と瓜二つの女性だった。三十年前に起きた悲劇と私的裁判・双龍会が繋がるとき、過去の呪縛から解放されるのは、誰だ。 彼の決意、彼女の親愛。 いくら心がすれ違っても、この手だけは絶対に離さない。 新感覚の京都ミステリー!「ルヴォワール」シリーズ第3弾! 京都・大怨寺の僧侶が転落死した。殺人容疑をかけられたのはその場に居合わせた御堂達也。嫌疑を晴らすため、彼の母校、越天学園に向かった瓶賀流。そこで出会ったのは達也の死んだ母親と瓜二つの女性だった。三十年前に起きた悲劇と私的裁判・双龍会が繋がるとき、過去の呪縛から解放されるのは、誰だ。 過去に囚われ続けるアイツ。 憐憫で隣に居続けるあの人。 自分のもう半分が幸せなら、それが自分の幸せになる。 もどかしい二人の行く末は。

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