著者 : 冬野秀俊
ひよしの千駄櫃ひよしの千駄櫃
朝廷も大名も戦に明け暮れていた戦国の世。日本の行く末を案じる占い師の常子と、その息子で剣の達人の惣之助。ある時、次の天下人を占う占いの中に、錚々たる武将たちと並び猿に似た利発な少年、日吉が現れる。混迷の時代に生を受けた日吉は、日々を生き抜くなかで出会った人々とのふれあい、関わりを経て成長し、ついには歴史を変える運命の出会いを果たす。
カズちゃん(青春篇)カズちゃん(青春篇)
夢を叶えようと夢に支配されてはいけない。手相に運命を左右されてはいけない。人生の起伏をこそ楽しもうー昭和10年代、青森の大家族で育った主人公の学生時代から教師の職を得て自立するまでを追ったビルドゥングスロマン。戦争を乗り越えて、稀有な“フツウの手相”をもつ彼女がつかんだものとは。
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