小説むすび | 著者 : 加納朋子

著者 : 加納朋子

紙魚の手帖Vol.07紙魚の手帖Vol.07

【受賞作決定!】 第32回鮎川哲也賞 選評  辻 真先・東川篤哉・麻耶雄嵩 第19回ミステリーズ!新人賞 選評 大倉崇裕・大崎 梢・米澤穂信 【第19回ミステリーズ!新人賞受賞作】   ルナティック・レトリーバー 真門浩平 ●名門大学学生寮で、日食の最中に巻き起こった事件を描く。第19回ミステリーズ!新人賞受賞作 【新連載】 明治殺人法廷 第1回 芦辺 拓 1(ONE) 前編 加納朋子 【小説】 ねじれ位置の殺人 犯罪相談員〈3〉 石持浅海 きみのかたち 第4回 坂木 司 特撮なんて見ない 第4回 澤村伊智 記憶の対位法 第2回 高田大介 ファインダー越しの、 秋永真琴 『昭和ふしぎ探訪』 愛蔵版に寄せて 榊林 銘 黒いレプリカ 櫻田智也 二十七番目の男 ネイサン・イングランダー 小竹由美子 訳 【特別企画】 新訳版『長い別れ』刊行記念対談! 田口俊樹×杉江松恋 鮎川哲也賞受賞者特別対談 青崎有吾×今村昌弘 【ESSAY】 装幀の森 第3回 アルビレオ ぼくたちが選んだ 第5回 有栖川有栖・宮部みゆき・北村 薫 翻訳のはなし 第5回 短歌と小説、どちらがこわい 金原瑞人 乱視読者の読んだり見たり 第4回 死人に口あり 若島 正 ホームズ書録 これはホームズ翻案なのか?「探偵小説 二重棺の秘密」 北原尚彦 【COLUMN】 ひみつのおやつ*季節限定パフェ 敷島シキ 私の必需品*パーソナル密室 北山猛邦 【INTERVIEW 期待の新人】 荒木あかね 【INTERVIEW 注目の新刊】 『仕掛島』 東川篤哉 『録音された誘拐』 阿津川辰海 【訃報】 追悼 松田道弘氏、三田皓司氏、島崎 博氏、光原百合氏 戸川安宣 追悼 Noribou(唐仁原教久)氏 編集部 【BOOKREVIEW】 [文芸全般]   瀧井朝世 [国内ミステリ] 宇田川拓也 [翻訳ミステリ] 村上貴史 [SF]      渡邊利道 [ファンタジイ] 三村美衣

空をこえて七星(ななせ)のかなた空をこえて七星(ななせ)のかなた

出版社

集英社

発売日

2022年5月26日 発売

大丈夫。昼間だって、見えないけれど星はそこにちゃんとあるから。 南の島で、山奥のホテルで、田舎町の高校で。 星を愛し星に導かれた人々が紡ぐ七つのミステリー。 「南の島へ行くぞ」突然のパパの言葉で石垣島へ旅することに。正直言って、あんまり気は進まない。家族旅行といえばママも一緒だったのだ、去年まではーー(「南の十字に会いに行く」) 小学四年生の九月のこと、同級生の過失で私の右目は取り返しのつかない怪我を負った。世界はぼやけて頼りない姿に変わり果ててしまった。星降る夜に大事な友達と交わした約束もーー(「星は、すばる」) 廃部寸前のオカルト研究会、天文部、文芸部。生徒会に必死で部の存続を訴えると、「じゃあ、スぺミス部ってことで」と、とんでもない提案がーー(「箱庭に降る星は」) 読み終えたら世界が変わる! 〈日常の謎〉の名手が贈る、驚きと爽快な余韻に満ちた全七話。 【著者プロフィール】 加納朋子(かのう・ともこ) 1966年福岡県生まれ。92年「ななつのこ」で第3回鮎川哲也賞を受賞し作家デビュー。95年「ガラスの麒麟」で第48回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。2008年『レインレイン・ボウ』で第1回京都水無月大賞を受賞。温かくも鋭い洞察を備えた〈日常の謎〉の名手として、多くの読者の支持を集める。著書に『ささら さや』『七人の敵がいる』『我ら荒野の七重奏(セプテット)』『カーテンコール!』『いつかの岸辺に跳ねていく』などのほか、自らの闘病体験を綴った『無菌病棟より愛をこめて』がある。

紙魚の手帖Vol.01紙魚の手帖Vol.01

■「ミステリーズ!」の後継誌ついに創刊。コンセプトは、国内外のミステリ、SF、ファンタジイ、ホラーを刊行してきた東京創元社による「総合文芸誌」。■『蝉かえる』で第74回日本推理作家協会賞、第21回本格ミステリ大賞W受賞の櫻田智也が贈る、〈エリ沢泉〉シリーズ最新作。■第21回本格ミステリ大賞全選評、一挙掲載。■第31回鮎川哲也賞&第18回ミステリーズ!新人賞選評、ならびに第18回ミステリーズ!新人賞受賞作「三人書房」掲載ほか。 ■目次■ 『紙魚の手帖』創刊にあたって 【創刊記念特別エッセイ】  投げ込みマガジン〈紙魚の手帖〉 戸川安宣 【受賞作決定!】 第31回鮎川哲也賞 選評  辻 真先・東川篤哉・麻耶雄嵩 第18回ミステリーズ!新人賞 選評 大倉崇裕・大崎 梢・米澤穂信 【第18回ミステリーズ!新人賞受賞作】  三人書房 柳川 一 ●第18回ミステリーズ!新人賞受賞作。若き日の江戸川乱歩を描く、流麗な謎解き譚 【第21回本格ミステリ大賞全選評】 第21回本格ミステリ大賞受賞作決定! 第21回本格ミステリ大賞選考経過 受賞の言葉 [小説部門] 櫻田智也 [評論・研究部門] 飯城勇三 選評 小説部門 選評 評論・研究部門 【日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞受賞第一作】 白が揺れた 櫻田智也 ●ハンターたちが狩りをしていた山で起きた、悲劇の真相は?〈エリ沢泉〉シリーズ最新作! (※「エリ」は「魚」偏に「入」) 【読切】 ゼロ 加納朋子 ●私の元にやってきたのは、カフェオレ色の天使だった。少女と犬の絆を描く最新ミステリ! スフレとタジン 近藤史恵 ●コロナ禍の影響で志村さんが講師で始めた〈パ・マル〉の料理教室。タジン鍋を使うモロッコ料理を……。 フォトジェニック 秋永真琴 ●カメラを構える彼女の目に、この世界は、僕は、どんなふうにうつっているんだろう? 気鋭が贈る傑作掌編。   108の妻 石川宗生 ●点描の妻、夢見る妻、革命家の妻、お品書きの妻……様々な「妻」をお楽しみください。 セリアス 乾石智子 ●ひっそりと暮らす魔道師夫婦、彼らの秘密とは…… 魚泥棒は誰だ? ピーター・トレメイン 田村美佐子 訳 ●修道院の厨房で起きた二件の事件をフィデルマが解き明かす 【INTERVIEW 期待の新人】 千田理緒 『五色の殺人者』 大島清昭 『影踏亭の怪談』 【BOOKREVIEW】 [文芸全般]   瀧井朝世 [国内ミステリ] 宇田川拓也 [翻訳ミステリ] 村上貴史 [SF]      渡邊利道 [ファンタジイ] 三村美衣 『紙魚の手帖』創刊記念読者プレゼントキャンペーン 執筆者紹介 編集後記・次号予告

トオリヌケ キンシトオリヌケ キンシ

出版社

文藝春秋

発売日

2014年10月14日 発売

人生の途中、はからずも厄介ごとを抱えることになった人々。でも、「たとえ行き止まりの袋小路に見えたとしても。根気よく探せば、どこかへ抜け道があったりする。」(「トオリヌケ キンシ」より)他人にはなかなかわかってもらえない困難に直面した人々にも、思いもよらぬ奇跡が起きる時があるーー。短編の名手・加納朋子が贈る六つの物語。 (収録作品) 高校に入ってから不登校・引きこもりになってしまったある少年。ある日彼の家に、一人の少女がやってきた。少女はかつて少年に助けてもらってもらったことがあるというーー。『トオリヌケ キンシ』 「ある形」を見つけてしまう能力以外はごくごく平凡な女子高生。そのふしぎな力を生物の先生は「共感覚」と分析した……。『平穏で平凡で、幸運な人生』 やさしかった母がある日豹変、家の中でいじめられるようになってしまったタクミ。つらい日々の救いは、イマジナリーフレンド(想像のお友達)の存在だった。『空蝉』 人の顔が識別できないーー「相貌失認」の「僕」は、高校入学を機にそのことをカミングアウトする。あろうことかその後「僕」はある女の子から「好きです」と告白される。不思議な始まりの恋の行方は? 『フー・アー・ユー』 長く連れ添った夫人を突然に亡くし、気落ちする亀井のおじいちゃん。家の中でひとりのはずが、ある日「座敷童がいる」と言い出した!『座敷童と兎と亀と』 前日に高熱を出して受験に失敗した「俺」は、ある場所に引きこもり、自分でコントロール可能な「明晰夢」を見る日々を過ごしている。そんな中で出会った女の子「ミナノ」、彼女は夢だったのか、それとも?『この出口の無い、閉ざされた部屋で』。

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