小説むすび | 著者 : 吉川英治

著者 : 吉川英治

小説集 蔦屋重三郎の時代小説集 蔦屋重三郎の時代

鶴屋南北、喜多川歌麿、葛飾北斎、曲亭馬琴、山東京伝、十返舎一九……。名手四人の小説と関連作品の図版で、2025年NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の時代をより深く知る!  版元蔦屋重三郎がある日銀座の京伝の住居(すまい)をさも忙(せわ)しそうに訪れた。 「おおこれは耕書堂(こうしょどう)さん」 「お互いひどい目に逢いましたなア」  蔦屋は哄然(こうぜん)と笑ったものである。(…) 「身上半減でこの蔦屋もこれ迄(まで)のようにはゆきませんが、しかしこのまま廃(すた)れてしまっては商売冥利(みょうり)死んでも死なれません。そこでご相談に上りましたが、今年もいよいよ歳暮(くれ)に逼(せま)り新年(はる)の仕度(したく)を致さねばならず、ついては洵(まこと)に申し兼(か)ねますが、お上のお達しに逆らわない範囲で草双紙をお書き下さるまいか」  余儀ない様子に頼んだものである。--国枝史郎「戯作者」より 吉川英治「大岡越前」(抄録) 邦枝完二『江戸名人伝』より「鶴屋南北」「喜多川歌麿」「葛飾北斎」「曲亭馬琴」 国枝史郎「戯作者」「北斎と幽霊」 永井荷風「散柳窓夕栄(ちるやなぎまどのゆうばえ)」(抄録)

吉川英治 大活字本シリーズ 三国志 第4巻 臣道の巻吉川英治 大活字本シリーズ 三国志 第4巻 臣道の巻

出版社

三和書籍

発売日

2024年7月30日 発売

吉川英治の超大作!「三国志」の第4巻「臣道の巻」を収載。 大筋は中国明代の羅貫中『三国志演義』に沿いつつ、人物描写は日本人向けに大胆にアレンジし、今日までの日本における三国志関連作品へ多大な影響を及ぼしている。 第4巻は呂布の滅亡から、関羽が曹操の下を辞するまでを描いている。 煩悩攻防戦           破瓶         白門楼始末           許田の猟            秘勅を縫う           油情燈心            鶏鳴              青梅、酒ヲ煮テ、英雄ヲ論ズ   雷怯子             兇門脱出            偽帝の末路           霧風              一書十万兵           丞相旗             鬮               不戦不和            奇舌学人            雷鼓              鸚鵡州             太医吉平            美童              火か人か            小児病患者           玄徳冀州へ奔る         恋の曹操            大歩す臣道           破衣錦心            白馬の野            報恩一隻手           黄河を渡る           燈花占             風の便り            避客牌

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