著者 : 向井湘吾
「魔女狩り板」それはあるネット掲示板の通称。目的は、マスコミが実名報道しない未成年犯罪者や違法行為をした匿名ユーザーを吊し上げることだ。大学生YouTuberの翼は、オフ会で知り合った謎の女性・香織に脅され、掲示板の中枢四人の正体を暴くことに。香織の目的は?その僧悪の原因とはー?
幕末と現代を結ぶ奇妙な“算額”。天才数学少女の真鍋波瑠は、幕末の和算家・橘実信との算法対決により歴史を改変してしまう。代償は親友・千明が持つ波瑠の記憶と、タイムトンネルの消失。実信は、時を越えた好敵手である波瑠へと繋がる唯一の手がかりー数式の謎を解くため革命前夜のフランスへと留学する。ふたりの数学者の知恵と願いが交錯するとき、信じられない奇跡が!?
天才数学少女の真鍋波瑠が手にした神社に眠る絵馬ー江戸時代の数学「和算」を学ぶ者たちが神様に奉納した“算額”に、暗号めいた落書きが魔法のごとく浮かび上がる。波瑠と巫女探偵の千明はこれを和算の定理だと解読するも、次々と新たな数式が消えては現れる。謎の出題者との“算法”をめぐる往復書簡が続くうち、奇妙な算額が幕末に繋がるタイムトンネルだと気付き…。
「僕は遙さんに、一つ嘘を吐いているー」中学三年の夏休み。ソフトボール部の引退試合に現れたのは、アメリカから一時帰国した神之内宙と、謎の女子中学生だった…。宙が数学屋を始めたきっかけ。遙との距離。すべての謎が明らかになる、大人気青春数学小説、完結編!
パズルが好きな貧弱高校生・慧一が、隻腕の剣士・龍心に連れていかれたのは「でこぼこ剣士会」なる剣道同好会。それぞれに事情を抱える個性派揃いのメンバーの中で、慧一は「本当の強さ」に向き合っていく…。剣士たちのまっすぐな想いが胸を打つ、青春スポーツ小説!
明智小五郎、少年探偵団、そして怪人二十面相…。いまだ多くの人々を魅了し続ける、江戸川乱歩の「少年探偵団」シリーズ。彼らの対決に胸を躍らせた豪華作家陣が、当時のドキドキ感を筆に込めてオマージュ小説を書き上げ、各種メディアでも話題になった傑作アンソロジー。
文化祭を控えたある日。アメリカに転校してしまった宙から「数学屋」を引き継いだ遙のもとに、とある依頼が持ち込まれた。それは、学校に来なくなってしまった幼馴染を助けてほしいというSOS。宙が不在の中、遙はこの難題にどう立ち向かうのか!?青春数学小説第二弾!
「数学」を使ってお悩みを解決するお店「数学屋」。店長の神之内宙は相変わらずアメリカに行ったままだが、大の数学嫌いだった店長代理・天野遙はめきめきと数学の成績を伸ばしていた。中学三年の夏を迎え、ソフトボール部は負ければ引退となる最後の地区大会。大一番の試合に突然現れたのは、なんと一時帰国した神之内宙と、謎の女子中学生・佐伯明日菜だった。彼女はどうやら、宙の過去を知る人物のようだが…。
「数学屋」にピンチ到来!?天才数学少年・宙と体育会系女子・遥の凸凹コンビが営んでいた、摩訶不思議なお店「数学屋」。日常の困り事から恋愛相談まで、中学の同級生から寄せられるどんな問題でも「数学」を使って華麗に解決してきた人気のお悩み相談所だったが、宙のアメリカへの転校によって最大の危機を迎える。宙の不在により、たった一人で「数学屋」を引き継ぐことになった遥の前に、一筋縄ではいかない難問が持ち込まれたのだった…