著者 : 唐嘉邦
台北野球倶楽部の殺人台北野球倶楽部の殺人
台湾人と日本人の刑事コンビが難事件に挑む!日本統治下の台湾。野球愛好家の集まり「球見会」の会員二名が、同じ夜に別々の列車の車内で死体となって発見された。その頃、台湾球界に現れた希代の逸材・大下弘を巡って東京六大学OBたちによるスカウト合戦が繰りひろげられていた。台北南署の本島人(台湾人)刑事・李山海は相棒の北澤とともに球見会メンバーのアリバイと動機を洗い直していく。果たして事件の動機はスカウト合戦の軋轢なのか、それともー。第6回金車・島田荘司推理小説賞。
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