小説むすび | 著者 : 土屋恵

著者 : 土屋恵

大富豪と迷える小鳥大富豪と迷える小鳥

父に決められた愛なき結婚が、 赤い糸をもつれさせ……。 2年前の夜、婚約者に手酷く裏切られて以来、恋に臆病なジョージア。 そんな彼女にとって、父の右腕を務めるジェイ・ブラックは、 気の置けない仲であり、大切な存在だった。 けれども彼女は、ジェイが抱えている秘密をまだ知らない。 じつは、彼はさる大企業を継ぐべき立場の御曹司であること。 そして2年前のあの日、失意の彼女を抱いて慰め、一夜を過ごしたこと。 彼女はその直後、事故で前後の記憶を失ってしまっていた。 あるとき、暴君で知られる父の命に、ジョージアの心は千々に乱れる。 父は告げたーージョージアは父が選んだ冷血な実業家と、 彼女の妹は……ジェイ・ブラックと結婚するように、と。 女心をくすぐるすてきなヒーローを描くのが得意なT・ラドリーの、切ない記憶喪失ロマンスをお届けします! ジェイを大切に思いながらも、ずっと足踏みしていたジョージアの恋。それが今、傲慢な父の手によって引き裂かれようとしていて……。

ボスの強引な婚約宣言ボスの強引な婚約宣言

引きとめてほしいのは、 秘書ではなく、女として。 「突然ですが、ぼくは婚約しました。相手は秘書のアデレードです」 ボスで富豪のデンプシーに公の場で宣言され、アデレードは呆然とした。 彼にないがしろにされ、仕事を辞めたいと申し出た矢先なのに? だがそれは、有能な秘書に退職を思いとどまらせるために、 彼女のお人好しな性格を利用した、デンプシーの巧妙な手口だった。 さらに、ひと月だけでも婚約者を装って、彼の下で働くよう命じられる。 貧民街に暮らしていた少女時代からずっと、デンプシーが好きだった。 これが愛ある本物の婚約だったなら、どれだけ幸せなことだろう……。 そんなアデレードの純情も知らず、我が道を行くデンプシーは、 これから彼の屋敷で寝泊まりしろと告げ、彼女の身も心も翻弄するーー アデレードの長年の片想いを軸に描かれる、ボスと秘書のもどかしくも甘やかな恋物語。愛を信じられない大富豪デンプシーが演じる偽りの婚約は、いったいどんな展開に……? スター作家、キャサリン・マン作『富豪が残したあの夜の証』(D-1751)の関連作。

傲慢なボスに片想い傲慢なボスに片想い

密かに憧れてきたボスに、 愛されたかったはずなのに……。 苦境に追いつめられたCEO秘書のバージニアは今夜、 ボスのマルコスのペントハウスを訪れていた。 優秀な経営者だった父が妻に先立たれて身を持ち崩したため、 バージニアはその借金を肩代わりしようと、 密かに慕っているボスに、恥を忍んで給金の前借りと支援を願い出た。 するとマルコスは見返りとして、1週間恋人役を演じるよう求めてきた。 復縁をもくろむ身勝手な元恋人に見せつけるために。 わたしは小道具にすぎない。なのにそれでも、胸がきゅんとしてしまう。 演技のキスが、やがて情熱に火をつけ……。でも、これは見せかけ……。 しかし気づけば、バージニアはマルコスの子を、身ごもっていたーー 偽りの恋人を演じるうち、いつしか情熱を止められなくなってしまったふたり。約束の1週間を過ぎても逢瀬を重ねるうち、バージニアはもはやどこからが演技でどこまでが真実なのかわからなくなって煩悶します。それゆえ予期せぬ妊娠のことも告げられず……。

海と天使と孤高の富豪海と天使と孤高の富豪

想いはすれ違い、幸福は手からこぼれ落ちる。 わたしたちはもう終わりなの? 大富豪の夫メイソンとの子供に恵まれなかったスカーレットは、 養子縁組で迎えた赤ん坊まで心変わりをした実母に奪われ、 失意のどん底に突き落とされた。夫婦仲も徐々に険悪になり、 ついにメイソンは「別の男と幸せになってくれ」と言い捨て、 家を出ていってしまった。離婚も時間の問題だった。 そんなとき、死の床にある義弟から幼い一人娘の養育を託される。 弟を安心させたいというメイソンの願いを聞き、 スカーレットは彼と幼子を我が家へ迎え入れる決意をした。 二人の情熱は再び燃えあがり、彼女は幸福に酔いしれた── “メイソンを信じてもいいの?”という心の声に耳を塞いで。 巧みなストーリー展開と個性豊かなキャラクター描写で人気の作家、アンドレア・ローレンスが描く、夫婦の愛と再生の物語をお楽しみください。壊れかけた二人の絆を、1歳になったばかりのルナがどう結びつけていくのか……? ご注目ください。

仮面の富豪とエマの秘密仮面の富豪とエマの秘密

人生を変えた、あの夜の甘美な過ち。 宿した命の秘密を、彼はまだ知らない。 きらびやかな仮面パーティの夜、エマは生まれて初めて激しい恋に溺れた。 目が合った瞬間に惹かれあい、顔も名前も知らないまま体を重ねたが、 ふたたび会う約束はしなかった。仮面をかぶった私は大胆で奔放な女。 でも本当は地味で退屈。素顔の私を知れば、彼はきっと幻滅するわ……。 だが3カ月後、仕事で派遣された会社のハンサムな社長、 ジョナの手を見た瞬間、エマは心臓が止まりそうになった。 そこにはふたりが互いを忘れないようにと刻んだ目印があったのだ。 あの運命の夜の恋人はーーおなかの子の父親はーーこの人なの? 妊娠に悩むエマの心も知らず、デートに誘ってきたジョナ。 ああ、彼は私が誰だか気づいてもいない……。 鮮烈デビュー作、D-1581『愛を忘れた氷の女王』の奇想天外なストーリー展開と個性豊かなキャラクター描写で話題をさらい、一躍人気作家となったA・ローレンス。今作では、“氷の女王”の異名をとる姉シンシアと正反対な性格の妹がヒロインになります。

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