小説むすび | 著者 : 土田知則

著者 : 土田知則

私はとんでもない私はとんでもない

発売日

2023年10月10日 発売

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「生まれて初めて、この〈私〉が分裂しているように思われた。」 父親と二人だけの自由奔放な生活に割り込んできた 母親代わりの女性を狡知な計画手段で死に追い遣る17歳の女性の物語は、 複雑に揺れ動く途轍もない小説だった! ===== 刊行から70年経った今でも読み継がれるテクストを精読して、 「悲しみよこんにちは」というタイトルの“ちぐはぐさ”の謎に迫る。 ======== 【目次】 はじめにー複雑に揺れ動く途轍もない小説 1 不在の母親ー物語の不可視な中心 2 「大きな子ども」、そして「何よりも可愛く、素晴らしい玩具」 3 「家族の知性」-「教育」に対する対立姿勢 4 セシルとアンヌの対立ーその根底深くにあるもの 5 もう一人の「私」-「二重性」の発見 6 反抗と同調の論理ーアンヌの平手打ち 7 反抗と妥協の論理ーセシルの喫煙 8 小説内演劇?-二重性溢れる演出 9 演技と本気ーお芝居と現実の狭間で 10 「悲しみ」とは何か? おわりに はじめにー複雑に揺れ動く途轍もない小説 1 不在の母親ー物語の不可視な中心 2 「大きな子ども」、そして「何よりも可愛く、素晴らしい玩具」 3 「家族の知性」-「教育」に対する対立姿勢 4 セシルとアンヌの対立ーその根底深くにあるもの 5 もう一人の「私」-「二重性」の発見 6 反抗と同調の論理ーアンヌの平手打ち 7 反抗と妥協の論理ーセシルの喫煙 8 小説内演劇?-二重性溢れる演出 9 演技と本気ーお芝居と現実の狭間で 10 「悲しみ」とは何か? おわりに

『星の王子さま』再読『星の王子さま』再読

発売日

2021年6月10日 発売

ジャンル

邦題『星の王子さま』から抹殺された 「ちいさな」(petit)という形容詞抜きには読めないものとは? 作品にはなぜ「戦争」の影が立ち籠めるのか? キツネやヘビはどのような役割を果たしているのか? 『星の王子さま』という、いかにも可愛く、愛らしい邦訳タイトルに慣れ親しんできた読者のイメージを壊すかもしれないテクストそのものの精読。 この物語は絶望と孤独感に満ちている! 【目次】 はじめに 1 邦訳タイトル『星の王子さま』をめぐって 2 「小さなもの」と「大きなもの」 3 王子がめぐった六つの星とその住人たち 4 『星の王子さま』とはどんな作品なのか 5 作品に立ち籠める「戦争」の影 6 王子とはいったい誰なのか 7 キツネは本当に、良き友だちなのか 8 キツネが用いる“apprivoiser”という動詞の真意とは 9 ヘビは邪悪な生き物なのか 10 対一者から複数の他者たちへ 11 王子が地球で出会う人々 12 星と砂漠の思考 おわりに はじめに 1 邦訳タイトル『星の王子さま』をめぐって 2 「小さなもの」と「大きなもの」 3 王子が巡った六つの星とその住人たち 4 『星の王子さま』とはどんな作品なのか 5 作品に立ち籠める「戦争」の影 6 王子とはいったい誰なのか? 7 キツネは本当に、良き友だちなのか 8 キツネが用いる“apprivoiser”という動詞の真意とは? 9 ヘビは邪悪な生き物なのか 10 対一者から複数の他者たちへ 11 王子が地球で出会う人々 12 星と砂漠の思考 おわりに

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