著者 : 天野頌子
渋井和馬は売れないミステリー作家。実家の葬儀社のアルバイトで食いつなぐ日々だ。そんなある日、葬儀場のトイレで「お母さんを殺してしまった」という何者かの独り言を聞いてしまう。その日は、地元きっての資産家で、ドケチで有名だった女性の通夜の予定だった。三人の息子の誰かによる殺人!?和馬は、涙もろい僧侶の翠芳とともに真相解明に乗り出してゆく!
黒い噂の絶えない名家に生まれたがゆえに、命を狙われ続ける運命を背負った孤高の少年・海堂凜。そして彼をあらゆる危機から救い出し守り抜く使命を担うボディガードの永瀬。黒幕である凜の祖父・海堂右近が昏睡状態に陥ってから数ヶ月が経ったある日、右近が何者かによって攫われた。一体誰が、なんのために。再び凜に危険がふりかかる・・・・・・。 プロローグ 第一章 不吉な知らせは朝もやの中で 第二章 第二のボディガード 第三章 限界を超えた男 第四章 不愉快な再会 第五章 知りすぎた男 第六章 葬列は盛大に エピローグ あとがき
警視庁特殊捜査室勤務で、幽霊の事情聴取担当の柏木警部補は、コンビニで強盗に遭遇、人質になってしまう。気が弱く、逃げ出せない柏木のために、美少女幽霊の結花や特殊捜査室の面々は事件解決に奔走する。一方、強盗はなぜか金を奪わない。要求したのは「元中学校教師の樋口先生を連れてきて欲しい」という意外なことだった。犯行の裏に隠された驚きの動機とは?
黒い噂の絶えない名家に生まれたがゆえ、命を狙われ続ける運命を背負った孤高の少年・海堂凜。そして彼をあらゆる危機から救い出し守り抜く使命を担うボディガードの永瀬。見えない糸で繋がれた二人の絆は、異邦の美青年二人組の出会いと、永瀬の「素顔」に疑念を抱く刑事の存在により複雑に絡み合っていく。笑顔の裏の陰謀、そして永瀬の隠された過去が少しずつ明らかになり……。 プロローグ 第一章 楽しい夏休みのはずだった 第二章 不機嫌な客人 第三章 黄金の貴公子と漆黒の従者 第四章 優雅ならざる避暑地の午後 第五章 二つの名をもつボディガード 第六章 打ち上げ花火は夜空に轟き 第七章 守るべき人のために エピローグ
世界を動かす大富豪の家に生まれながら、幼い頃に父母を亡くし孤独に生きる少年・海堂凜。立場上、身の危険にさらされることが多い凛のもとに新しいボディーガードとして現れたのは、元警察官の永瀬だった。しかし彼には「死神」と思しき、ある秘密があった……。不思議な縁に引き合わされるように出会った、二人の運命とは……!? 世界を動かす大富豪の家に生まれながら、幼い頃に父母を亡くし孤独に生きる少年・海堂凜。 立場上、身の危険にさらされることが多い凛のもとに新しいボディーガードとして現れたのは、元警察官の永瀬だった。しかし彼には「死神」と思しき、ある秘密があった……。 不思議な縁に引き合わされるように出会った、二人の運命とは……!? 第一章 十歳の主人とボディガード 第二章 開幕ベルは聞こえず 第三章 海堂家の黒い闇 第四章 ウィンター・ローズを君へ 第五章 ハーメルンの笛ふき男は語る 第六章 生者のための鎮魂歌 第七章 ボディガードは秘密を知らず 第八章 黒い血のさだめるところ
火災で亡くなったおばあさんの霊が見えるー。警視庁特殊捜査室に勤務する柏木警部補の元に若手警察官の青田が訪ねてきた。幽霊と話せる柏木は、現場へ向かうが、被害者の証言と現場検証が一致しない。困惑する柏木はふと、玄関先で不気味な市松人形を発見。物の記憶を読む高島佳帆警部に火災の状況を読んでもらおうとするが、この人形には恐ろしい秘密が…!
私立探偵・新堂武彦が心疾患で急死した。警視庁特殊捜査室の柏木雅彦警部補は、元同僚の死を訝しむ先輩刑事と彼が亡くなった病院へ向かう。被害者の霊と会話が出来る柏木は、新堂が死ぬ直前、担当医の医療詐欺を探っていたことを聞き出す。口封じのための殺し?新堂の秘めた想いまで知ってしまった胃弱な柏木クンが捜査にかけ回る!見守るのは可愛い女子高性の幽霊。やがて院内の巨大犯罪が浮上して…。捜査室の個性あふれる面々も加わって面白さますますパワーUP、待望の第2弾。