著者 : 安宇植
離れ部屋離れ部屋
孤独と寂寥、うつろい行く青春の日々の中、希望と未来のあったあのころ。「16歳の私」が19歳になるまでの間、工業団地に程近いアパートの一室「離れ部屋」に暮らし体験した様々な人間模様を回想したベストセラー小説。
皇帝のために皇帝のために
名高い予言書「鄭鑑録」をもとに植民地支配者たちに対し、「皇帝」による縦横無尽、艱難辛苦のドン・キホーテ的反抗劇が展開される。現代韓国の人気作家による小説仕立ての韓国近・現代史。
ひとの子ひとの子
韓国・大邱市の郊外で惨殺された青年の遺品のノート。そこにはキリストの生誕の頃のエルサレムから始まる驚愕の記述があった。真の創造主の存在をも疑わせる神話的秘密、宗教的矛盾、狂信者集団の謎の儀式、鳥肌のたつ恐怖、そして神と人間の間に絶望した若者の彷徨のドラマ。殺人事件を担当する警部補はその記述の魔訶不思議な世界に圧倒されていく。不可思議の宗教サスペンス。韓国の文学賞「今日の作家賞」受賞作。
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