著者 : 安能務
自らを「始皇帝」と名乗るに至った男、〓政(えいせい)。乱世に終止符を打ち、中華帝国を統一した男は暴君なのか、それとも英雄なのか?三歳まで人質として過ごした幼少期、兄との熾烈な玉座争い、家臣との相克ー。天賦の才覚と不屈の精神力で過酷な運命のもとに勝ち上がった〓政(えいせい)の真実を浮き彫りにする、不朽の名著。
隋を建国した楊堅、晩年には酒色に溺れ、なんと息子の楊広に謀殺されるという憂目。ところが楊広もまた即位し煬帝となるや、全国から千人を超す美女を集め、遊びにふける始末だ。当然、その隙をついて在野の英雄たちが動きだす。皇帝と盗賊、英雄と悪女たちが入り乱れ隋末唐初への歴史ドラマが幕を開ける。
煬帝は各地に起こった叛乱をおさえることができず、ついに自殺した。そこを狙いすますように李淵が都の長安に侵入し唐を建国する。だが群雄は服するどころか、覇を争って戦乱はますます拡大していく。権謀術数が渦巻くなか、天下統一に向けて秘策が練られる。武将たちが繰りひろげる波乱万丈の大活劇。
唐の高祖李淵は、やっとの思いで天下を統一。それも束の間、今度は息子たちが帝位をめぐり争いだす。次男の李世民が太宗に即位、以後、華やかな大唐帝国へと歩みだす。女帝武則天の活躍、玄宗と楊貴妃の熱愛、安禄山の反乱など、心を熱くする大ドラマが展開。だが、隆盛もついに閉じる日がきた。全三巻完結。
唐の高祖李淵は天下統一後、息子たちの争いに心を痛めるが、次男の李世民が権力を掌握、即位して太宗となる。太宗は「貞観の治」を行い大唐帝国繁栄の礎を築く。女帝武則天、玄宗、楊貴妃。安禄山など華麗な登場人物に彩られて歴史絵巻はついにクライマックスへ。
隋の開祖楊堅は晩年酒色に溺れた末、皇太子楊広と重臣の楊素に謀殺される。楊広は即位し煬帝となるが、全国から千人を超す美女を集め、遊びにふける。一方、秦叔宝、単雄信ら在野の英雄たちも力強く動き始め、隋末唐初の歴史絵巻が幕を開ける。
隋の煬帝は各地の叛乱でついに自縊。隋は二代で滅びた。李淵、李世民の親子は長安を奪い唐を建国。各地で群雄並び立つ戦乱が続く。秦叔宝、魏徴ら英雄たちも唐の将として戦いを続ける。大唐帝国成立期の英雄・豪傑たちが織りなすスペクタクル。群雄雄び立つ戦乱のなかで陰謀と愛欲が時代をいろどり華麗な歴史絵巻が続く。
中国易姓革命の火の手はいよいよ熾烈に燃えさかる。仙界人界入り乱れての大混戦に飛び交うおびただしい宝貝(秘密兵器)。数知れぬ武将の魂魄が次々と封神台へ飛ぶ。紂王打倒の西岐軍はついに四伯侯会盟の地孟津に達した。そのまま一気に都朝歌に迫り、やんぬるかな紂王は摘星楼に自焚する。-中国三大奇書を超える大伝奇ロマン大団円。全3巻。
中国三代奇書を超える大伝奇ロマン。軍師に姜子牙(太公望)を得て紂王討伐の軍を興した周の文王は、征途なかばにして世を去った。子姫発が跡を嗣ぎ武王を名乗る。一方、都朝歌では、千年の狐狸精妲己(妲妃)に欺弄されて、紂王が自堕落な日々を過していた。しだいに民の間に怨嗟の声がつのり、諸侯は相次いで旗揚げ、武王を盟主と仰いで会盟の地孟津へと兵馬を進めるー。全3巻。
商から周へ、中国ではいま易姓革命が始まろうとしている。名君紂王は妖妃妲己を迎えて以来、まったくの昏君(バカ皇帝)と化した。妲己、彼女はじつは、千年の齢を経た女狐の化身だったのだ。-軍師太公望(姜子牙)を擁する西岐軍と商軍の大殺戮戦。妖術玄術が切り結び、飛び交う宝貝(秘密兵器)はSFをしのぐ。奇想天外な大伝奇ロマン、全3巻。